算命学10分レッスン(929日目)守護神法109
寅月(2月)生まれの癸(日柱)
癸は寅の木質に気を洩らしますので、本質的には弱々しい時期です。
そのため、辛の水源がなくては木(寅)に気を取られてしまうので、どうしても辛が必用です。
また、2月の頃は早春といえど、寒さが完全に去っていないので、丙の暖照も必要とします。
この2つを守護神に取ります。
辛が天干にあり、かつ丙も天干にあれば、辛の陰と丙の陽が和合して守護神の役割を果たし、万物を発生させることができますが、この2つの干が隣合わせで天干に出ると、干合して水質になりますので、辛の水源としての役割と、丙の暖照の役割の両方を失ってしまいます。
そのため、月柱と大運などのように隔たってこの2つの干が出る場合は、高い位を得る特別な人となります。
支に火局(寅・午・戌または巳・午・未)が構成された場合は、辛が火質に剋されて傷つきますので、この場合は、壬を助けとすれば富と名誉を得ます。
壬が無い場合は、貧しさに生活は困窮します。
丙と辛が両方とも28元にある場合は、お金の力で地位を得る市井の中で職を得るか、富は中くらいにして地位を取る命式と言われています。
支に水局(申・子・辰、または亥・子・丑)が構成される場合で、丙が天干に出て壬が無い場合は、普通の人となりますが、かなり裕福な生活を送れます。
辛の代用として庚を水源に取ることはできますが、辛よりも力は劣ります。
また、丙は多いほど良いのですが、少ないと運が下がります。
しかし、丙と丁の火が多過ぎ、庚と辛が無い場合は、役に立たない人。
火質と土質の多過ぎる人は、身体障害者となったり、若くして命を落としたりします。
まとめ
寅月生まれの癸の守護神は
1、辛 2、丙 です。
2015-12-04
創喜