算命学10分レッスン(941日目)困りごと鑑定

算命学10分レッスン(941日目)困りごと鑑定

 

命式モデル (1)

 

生年月日はこちらです。
1969年3月15
女性
46

来年47歳は大運天中殺も終わり、午未天中殺も明けます。
そして47歳からは大運で壬水の申が回り、壬丁干合するので夫の星である甲木ができます。
命式には偏夫である乙木しかない私にとって、夫との関係性が変わる時なのかな?と考えています。
44
歳で結婚したばかりですが、結婚当初から別居しております。
結婚とほぼ同時に乳がんが見つかり、手術し現在は通院で治療をしています。
もちろん子供もいません。

よろしくお願いいたします。

鑑定モデルの第一弾です。

この方の悩みは、ご主人との関係ですから、そこを中心にした見方を解説します。

また、この方の誕生日が、節入り日(6日)ですが、28元の出したかに通説と若干の違いがあります。

普通の学校では、節入り日を一日目と数えないで、誕生日からの日にちを出す場合、

誕生日-節入り日ですから、この方の場合、15-6=9で、節入り日から9日目に生まれたということになります。

しかし、私がこの計算方法を教わったときに、理論的な矛盾を感じ、多くのケースを検証してみました。

その結果、計算方法を、誕生日-節入り日+1、とするほうが被鑑定者の実情に合っていると結論しました。

つまり、生まれた日を一日目と数えるということが、理論的なものを大切にする算命学にかなっていると考えています。

その結果、節入り日に生まれた人の大運年齢(節入り日生まれの人は1才運としますが、多くの先生は10才運としています)と、陰占の28元の順番に影響が出ます。

その他への影響はありません。

異論もあるかと思いますが、創喜塾ではこのように考えて命式表を算出していますので、ご了承ください。

従いまして、この方の西方の28元は中元の辛となり、西方の十大主星は鳳閣星となります。

誕生日:1969年3月15日

己 丁 己       貫索星 天貴星

丑 卯 酉   鳳閣星 車騎星 鳳閣星

辛 乙 辛   天庫星 龍高星 天胡星

己       天中殺 午未

26 4  46   東方天中殺 寅卯

数理法:北23点 南18点 中央54点 東20点 西18点

合計133点 排気量6.0

上記がこの方の命式表です。

まず陰占での特徴は、全柱陰干支だということです。

全柱陰干支の方は、精神性が強く現実的な思考が苦手です。

つまり、あれこれ思索を巡らしますが、現実的な行動と結びつけることができません。

また、天干の下にある地支が対冲(月支卯、年支酉)の関係になっていますので、精神の破壊者となってしまいます。

理想として考えていることを自らが否定したり、現実に否定されたりと大きな葛藤を抱えてしまうことになります。

夫婦の関係を見るのは、まず日干支の天干と12大従星の点数を出します。(5点)

次に28元と日支の点数を出します。(6点)

この方は、自分の力量を5点、ご主人の力量を6点と感じています。

つまり、ご主人を少しだけ頼りに思う人です。

それが、破壊されるのですから、ご主人に期待を裏切られるという事例が発生しても不思議ではありません。

結婚早々に別居ということですが、ご主人の単身赴任が原因なのか、夫婦の不仲が原因なのか分かりませんが、おっしゃっているように、干合の甲が無く代替の乙しかありませんので、一般的な夫婦の形を取らないほうが、夫婦の形としては安定します。

また、壬と丁が干合し、木質に変化する大運ではありますが、干合のエネルギーはあなたに働くのであって、あなたが配偶者を引き寄せるエネルギーが働くという意味ですから、夫婦関係が新しい局面を迎えるかどうかは、ご主人の命式表を見なければわかりません。

しかし、あなたが干合するということですから、ご主人に対するあなたの思いが強くなるということを示唆しています。

年運は、昨年45才が甲午で干合時期と同時に、日柱と丑午の害、今年の乙未は日柱と天剋地冲を形成しますので、自分(結婚している場合は家庭)が傷つきます。

とりわけ、丑午の害は、6つの害のうち最も癌に罹りやすい害ですから、乳がんに罹ったのも命式から言って矛盾はありません。

この方の悩みは、命式表に全て書き尽くされています。

つまり、命式表の通りに生きておられますので、改善するのは簡単です。

環境を変えてやればよいのです。

しかしながら、環境を変えるということは、簡単ではありませんが、待っていても改善はされません。

私は医者ではありませんから、乳がんがどのような状態か分かりませんが、算命学では土質が多い場合、そこに水質が加わると癌になると言います。

あなたの数理法の中央の点数は54点で、他の場所の点数の2倍あります。

土に水が含まれると、雨上がりの運動場のように、ぐちゃぐちゃにぬかるみます。

このような自然界の現象が、人間の体の中で起こることが癌を患うということですから、あなたの命式の土多は、水質で剋すのではなく、金質に洩らすことが良いでしょう。

つづく

 

2015-12-21

創喜