算命学10分レッスン(945日目)困りごと相談5

算命学10分レッスン(945日目)困りごと相談5

モデル5


初めまして。いつもブログを拝見しています。今回命式表モデルになりたくて、ご連絡差し上げました。

私は胃癌で今年の4/23に胃を全摘する手術を受けました。術後1ヶ月がたった頃から、癒着による通過障害のため、食べては吐くを繰り返しており、術後の経過が他の患者さんに比べると良好とは言い難いようです。主治医の先生からも再手術を提案されてますが、自分の身体の治癒力を信じたくてはっきりとお返事していない状況です。

今回命式モデルでお伺いしたいのは、私の健康問題です。どのくらいの時期から健康面が上向きになって、日常生活にも差し障りなくなって来るのか見て頂けたらと思います。

私の生年月日は、1971414 性別は女性です。

それから私は赤坂の○○院で算命学を学んでいます。Soukiさんが主宰されている算命学の勉強会にもとても興味があるのですが、算命学に流派の違いなどあるのでしょうか?

ではどうぞよろしくお願い致します。


己 壬 辛        鳳閣星 天報星

巳 辰 亥    調舒星 石門星 牽牛星

庚 癸 甲    天将星 司禄星 天堂星

丙 乙 壬

戊 戊      天中殺 戌亥

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この方は、実際に病気を患っていて、お医者さんの管理下にありますので、その治療についての意見は控えます。

術後の経過が悪く、担当医から再手術を勧められているということですが、胃の全摘をして病巣部分を取ったのに何が再手術の対象なのか、素人の私には良く分かりません。

もし、再手術を渋っておられる理由が、主治医の見立てに少しでも疑問をお持ちなら、

第二あるいは第三オピニオンとして何人かのお医者さんに診てもらい、意見を聞いてから再手術云々は判断すべきかと思います。

さて、以上のようなことを書いても、この方の知りたいという希望はかなえられませんので、ここからは、あくまでも算命学鑑定の技術論として、若干の命式と現在の状況について解説します。

しかし、くどいようですが、この方の病気を治す、などという大それたものではありませんので、くれぐれも誤解されないようにお願いいたします。

体調管理の問題としては、まず体質占技をみます。

・この方は、土用(辰)生まれの土多です。

土質と水質が同点なのですが、土剋水から土多とします。

体質の特徴

身長が伸びにくく太りやすい。

頑強、持久力、耐久力に優れている。

手足が丈夫で活動力がある。

中年以降、血液が固まる病気(狭心症・心筋梗塞・脳梗塞)、あるいは、細胞が固まる病気(癌)になりやすい。

次に数理法による治療法の見方があります。

胃腸の疾患は、五行で言いますと中央の疾患です。

中央の疾患治療は、東の気で剋します。

つまり、漢方薬で治療するということです。

健康時の体調維持に関しては、指圧です。

しかし、これはあくまでも西洋医学に無知だった時代の治療法ですから、現に疾病を持っておられる方は、参考程度ということにしておいてください。

この方は、生年天中殺の所有者です。

そのため、陽占に出る鳳閣星は陽占天中殺の現象が出ることになります。

鳳閣星の特徴である、のんびり、ゆったり、自然体の行動が、不自然融合する干から算出されるので、のんびり、ゆったりどころか、常に心の中では焦り走り続けています。

これを何とかしましょう。

この方の命を縮めるとしたら、鳳閣星陽占天中殺が一役買っていると見たほうが良いと思います。

自然治癒という考え方も、間違いではありませんが、もしケロイド体質だとしたら、すぐには治らず食物が詰まることで、命の危険につながります。

結論

あなたは、癌体質ではありますが、ここで死ぬ人ではありません。

今は、信頼できる医療関係者にじっくり話を聞いて、病気を治癒させる最善の方法を取ってください。

多分、放っておいても自然治癒力での症状の改善は難しいでしょう。

それは、鳳閣星が陽占天中殺となっているので、私はそう判断します。

まず、何らかの方法で病気を克服して、それから算命学による人生の改善を考えましょう。

また、算命学に流儀があるか、とのご質問ですが、算命学は宇宙のエネルギーの法則を理論化したものですから、その理論さえ身に着けてしまえば、それを現実に起こる現象とフィットさせる方法は、それこそその人の個人の流儀と言えます。

その意味で、算命学を教える人には、それぞれの流儀があり、学校もしかりです。

私の場合は、宇宙のエネルギーの法則、つまり自然の法則がこの世の心理を教えてくれる、という信念に基づき、何十年も前から神道の元となった日本のアニミズム信仰の本質を勉強してきました。

そして、算命学に出会い、この2つが同じものであるという認識のもと、占いというよりも人生哲学として、真理の探究に取り組んでいます。

その意味で、世間の算命学を占いとしてとらえている人には、少し異質なスタンスと言えます。

あなたの人生の流儀は、あなた自身が作るものなのです。

 

2015-12-28

創喜