算命学10分レッスン(947日目の2)困りごと相談2

算命学10分レッスン(947日目の2)困りごと相談2

つづき

このように考えてきますと、体調を壊す原因は、エネルギーバランスが崩れた時ではないかと考えられます。

本来は真夏(月柱=午)や真冬(月柱=子)の方は運勢が崩れやすいのですが、この方の月柱は亥で冬生まれなので、比較的運が崩れやすい命式と言えます。

先述したように、元々バランスの良い命式ですから、そのバランスを崩さないことが必用です。

バランスを崩す干は、陰の土質己、陰の水質癸、支は陽の水質子などです。

つまり、2008年の干支は戊子、2009年は己丑でした。

多分体調の悪さがピークに達し、手術が必要になったということが推察されます。

ただし、体調の悪さの原因が心臓からくるものかどうか、ということは断定できません。

そして、現在の大運は38才~47才まで癸未ですから、バランスを崩す癸が廻って来ています。

しかし、48才からの大運は壬午ですから、幸運のエネルギー壬が廻ってきます。

ただ、49才には己、50才には子が廻ってきますので、ここを通過してから体調は回復すると見ます。

4950才は幸運の壬が廻る言っても、前記のように己や子が廻りますから、+-0で体調も今ほどではないものの一進一退(月運・日運による)、51才以降には本格的に改善してくるのではと思われます。

さて、天庫星は入墓の星、天馳星は死後のあの世の星で、これが初年期と中年期にあるわけですから、命に関わる何かがあっても不思議ではありません。

しかし、大きな手術をし、悪い体調に悩まされながらも、何とかフルタイムで働き、生きているということは、宇宙のエネルギーによって生かされているのです。

生かされているということは、生きている価値があるということですから、焦らなくても必ず意味のある人生を送っているということです。

人生はアナログですから、今の苦労はこの方が何かを生み出すために必要な試練です。

その苦労の果てに培った思考や思想を活かせるよう、自然は晩年気にちゃんと天南星のエネルギーを与えてくれています。

今、やりたいことが何かはわかりませんが、それがこの方の独りよがりのものならば、その実行を阻み別の目標を持つように仕向けているのかもしれません。

反対に、今の実力ではその結果が思わしくないので、実行させないようにしているのかもしれません。

宇宙エネルギーの真意は分かりませんが、この方の本当の人生は52才以降の老年期に設定されているのです。

それまでの間の10年間、長いかもしれませんが、エネルギーのバランスに気を付け、体調の管理に努められ、晩年気に活躍するための準備期間と考えて日々過ごされるようにしてください。

2016-01-04

創喜