算命学10分レッスン(948日目)困りごと相談8
いつもブログを拝見して学んでおります。
ありがとうございます。
鬱を患っている方の鑑定結果は大変興味深く拝見いたしました。
息子が二人おり彼らが自立した後、残りの人生を充実して送りたいと考えています。夫とは、ここ8年程ぎくしゃくしている状態です。子供のことについてや夫の実家との問題等があり、夫とはそのことについて話をしようとするのですが、激昂したり沈黙するばかりで取り合ってくれません。単身赴任のため接することが少ないので何とかなっている状態ですが、問題は解決しません。
夫と上手く行かないので、老後のためにもなんとかして、お金を貯めようとしていますが、うまくいきません。
今は主婦歴20年、仕事を探しておりますがなかなか採用されず、採用されたかと思うと条件が全く違うブラック企業でした。
・1964年5月8日 女性
・何を仕事にしたら50歳を過ぎて何もスキルの無い自分が自立して一人で生きて行けるようになるかご教授 願います。
命式表
丁 己 甲 玉堂星 天堂星
巳 巳 辰 調舒星 調舒星 龍高星
戊 戊 乙 天将星 鳳閣星 天将星
庚 康 癸
丙 丙 戊 天中殺 子丑
54 6 41
ご主人と上手く行っていないということですから、まず命式表の干合エネルギーを見てみましょう。
丁と干合する干は壬です。
この方の命式にはありませんから、正夫を持つエネルギーはありません。
壬と陰陽の違いの癸が年柱に1つありますので、偏夫が1人いることになります。
偏夫の定義は、常識的な形にはまらない夫という形です。
つまり、普通に同居して、夜には勤めから帰ってきて、子育てなども協力して行う関係に無い夫です。
一緒にいない方が、夫婦の関係が保たれる関係です。
結婚しているにも関わらず、愛人関係のようなものです。
その意味で、この方の現在の夫との関係は、命式通りと言えます。
この方の12大従星は、中年期と老年期が天将星です。
最大のパワーの所有者ですから、知らず知らずのうちに他の人に圧迫感を与えます。
しかし、日柱が丁巳ですから、地上の火です。
算命学では、「余燼の炭火」と言って、灰の中で力を蓄えている燃え残りの炭火のことです。
強い火=巳の上に陰火=丁が乗っている形ですから、丁(この方)は目立ちません。
丁は地上で燃える小さな火を意味しますから、太陽が輝いている間は全く目立ちません。
昔から、昼行燈という言葉があるように、昼間は目立たないどころか、無用のものとされてしまいます。
しかし、太陽が姿を隠す夜(酉・戌・亥・子・丑)の時間には輝く力を発揮します。
この時間帯は、人生に比定しますと、晩年気(55才以降)に当たります。
こう見てきますと、この方の活躍時期は4年後(今年52才)となりますが、51才からの大運が癸亥で丁巳は、消されてしまう可能性があり、あまり良くない干支廻りです。
つまり、61才までは積極的な行動は避けた方がよく、特にこの期間の癸酉の月(癸亥と癸酉の年は無い)癸亥の月は注意が必要です。
適職は、陽占東方の星が龍高星、南方の星が鳳閣星ですから、何かしらの改良・改革を目指して、集団に対して情報を発信するような仕事が向いています。
極めて抽象的な表現ですが、広い意味でのマスコミ的な仕事です。
また、貫索星も強く働いていますので、自分を表現する時には必用以上の警戒心を持つこともあり、自己表現の妨げになることもありますので、そこは冷静に判断することが肝要です。
結論
この方は、6旬目の大運天中殺に入ったばかりです。
そのため、現在はあまり無理な動きをしない方が無難です。
ご主人との中は、この大運中(55才)頃に決定的な破綻を迎える可能性がありますので、覚悟しておくことが必用です。
しかし、そこで逆上的に夫婦生活を終わらせても、この方は生活して行けません。
そこを見越して、55才までに何か収入の道を探しておくか、61才の大運が明けるまで我慢し、ご主人の収入で生きて行くかという選択が必用になります。
55才までは、後3年ありますし、この方は子丑天中殺(初代運)なので、思い切って独立を目指した方が良いのかもしれません。
つまり、ご主人との生活は今のまま(成り行き任せ)にして、自分のペースでの生活を始め、何が起こっても自分の生活が崩れないようにしておく、ということです。
仕事については、観光案内の発信、温泉やグルメの情報誌の記者なども選択肢に一考です。
この方の生活環境、お住いの地域などが詳しく分かりませんし、このブログにも字数制限があるようなので、この辺でおきますが、みなさんもこの方がどうすべきかを自分なりに考えてみてください。
2016-01-06
創喜