算命学10分レッスン(950日目)困りごと相談10

算命学10分レッスン(950日目)困りごと相談10

197036日生まれ
女性 AKです。
子供の頃から現在まで人間関係にいつも悩み、しんどいと感じる事が多いです。子供の頃は自分の考えを押し付ける母親が嫌で、早く母親から離れたく、若くに結婚し、親元を離れました。結婚後は主人とも衝突する事が多く、今は子供(男ばかり21歳、18歳、16)達とも、あまりうまくいきません。私の性格が、原因なのでしょうか?職場でも、いつも上司や同僚に気を使い疲れてしまいます。家族にはワンマン的な感じで接してしまうのですが、外では、物分かりのいい人になっていると思います。私が感じる生きづらさって、算命学で観ると何かあるのでしょうか?

あるとしたら、どういう風に改善したら良いのですか?
もし採用される事があるのなら、宜しくお願い致します。

己 己 庚        牽牛星 天庫星

酉 卯 戌    車騎星 貫索星 車騎星

辛 乙 辛    天馳星 禄存星 天禄星

    丁

    戊    天中殺 午未

22 16 47

この方の悩みは日干支と月干支から来ています。

子供の頃は、日干支と月干支が納音の影響を受け、親(母親)との折り合いが悪く、結婚してからは日干支の「三業干支(祇王の業)」の影響を受けていると考えられます。

また、中年期の十二大従星が天禄星(11点)ということですから、知らず知らずのうちにその大きなエネルギーで周りを押さえつけるので、子供やご主人のみならず、身近に接する人に圧迫感を与えてしまいします。

例えば、エネルギーの小さな人が、「これをやってください」と依頼しても、強制感はありませんが、エネルギーの大きな人(天南星・天禄星・天将星)が同じことを言っても、強制的な意味合い(これをしなさい)というように相手には聞こえてしまいます。

結果、「うざい」ということになり、人は遠ざかって行きます。

ここで、日干支の乙酉と祇王の業、及び納音の意味を書いておきますので、自分の状況と考え併せて読んでください。

乙酉

机上の勉強が苦手で、行動しながら知識を得るタイプです。

じっとしていることが出来ないので、年中忙しく働いている方が心身ともに快調です。

裏表がなく正直で一途な性格ですが、進みだすと戻ることを知らないので、周りの人を巻き込んで、自分の思い込みの世界へ引っ張って行ってしまいます。

性格が明るいので人に嫌われることは少ないのですが、良くも悪くも周りに対して影響力の強い人です。

女性の場合は美人に生まれます。

肉親との縁が薄く、若くして養子に出たり別居したり(結婚も含む)しますが、友人や他人との縁は良好です。

ただし、良い配偶者に恵まれると、自分の運勢が下がるという特徴があります。

本来、庶民的で気取らない生活が向いており、両親が庶民的な人であれば、生き方に矛盾が無く、運気の上昇も早いのですが、もし上流社会の出身であったり、生活に困窮しているような家庭に生まれたりすると、性格の特徴である庶民性が出にくく、運勢の開発もできません。

世の中からはみ出したような生き方をします。

また乙酉は、算命学で「盆栽の花」と言います。

天干は乙で陰の木質ですから、草木や花です。

地支は金質の酉ですから、刃物と考えると、草木の根が鋭利な刃物で切られているので、十分に根を張れない盆栽のようなもので、植木鉢に咲いた花と言えます。

鑑賞するには常に安定した環境が条件であり、静穏であることが必用です。

大変きれいに整った干支ですから、多すぎる水質(亥や壬)は根を腐らせてしまいますので、土質で剋して力を和らげましょう。

また、多すぎる火質(午)は木質のエネルギーを取り、酉を剋してしまいますので良くありませんから、土質に洩らしてそのエネルギーを削ぎましょう。

巳は金質を鍛える役割がありますので、それほど悪くはありません。

盆栽には適当な雨露の癸、刈り込んで形を整えるため刃物の辛、そして適度の火質である丁などがあると、素晴らしい運勢に恵まれます。

納音(なっちん)

納音の基本的な意味として、命式に納音のある人の生き方は大変難しいものになると判断します。

物事を頭では理解しているのですが、行動がまとまりに欠けたり、ちぐはぐになったりしてしまいます。

おおよそ、納音はこのような現象が現れ、納音所有者を悩ませるのですが、それを構成する場所によっても意味合いが付加されます。

日柱と月柱の納音は、生地生家との関係が両極端となって現れる納音です。

家系との縁が深くなって現れた場合、自分の夢が家系の犠牲となり、実行できなかったり、邪魔されたりします。

家系との縁が薄い場合、自分の生きたいように生きて行けます。

三業干支祇王の業

一度結婚すると深刻で大きなトラブルを抱えたまま、結婚生活を維持するか、離婚・結婚を何度も繰り返すことになります。

晩年になると業は消え、平穏無事な人生が送れます。

解決策

解決策はもうお分かりですね。

家庭においては、仕切り摩的な自分を意識して自制し、子供やご主人の話しに耳を傾ける、つまり、聞き役に徹することです。

それではストレスが溜まるので、何かボランティアの活動に参加して、その活動を仕切るということをしてみてはいかがでしょう。

南方の星が禄存星ですから、大きな愛情奉仕をすることは合っています。

家族を守ろうという意識が強すぎて、却ってうとまれているなんて馬鹿らしくないですか。

それなら、家族をもっと信頼し、家のことは必用最低限の義務を果たすに留め、もう少し視野を広げ社会的な役割を果たすことに目覚めましょう。

家庭の平穏を維持しながら、社会の平穏に貢献する道を探してください。

輝かせるべき星は、貫索星(守備本能)です。西方・東方の車騎星(攻撃本能)ではありません。

 

2016-01-08

創喜