算命学10分レッスン(951日目の1)困りごと相談11

算命学10分レッスン(951日目の1)困りごと相談11

こんばんは
 いつもブログを楽しみにしています。
 今年の後半になって人間関係と言うよりは
 自分の性格からくる、ものの捉え方に悩んでいます。

 物事にぶつかるとすぐ引いてしまい、壁を乗り越えようと
 しない自分に腹が立ち乍ら、どうすることも出来ません。

 今年の出来事その1
  父が亡くなり、遺産のことで妹とぶつかり、そのままで
  話も出来ません。
  妹と同居している母とも、連絡をとっていません。
  このままでも、仕方がないと思っています。

 その2
  NPOをたちあげて、5年も経つと
  マンネリ化して、活動する人も減り士気も下がってきました。
  そんな中で、立ち上げた人たちとの関係もギクシャクして
  気持ちの行き違いが出てきました。

 このようなことは、今まであまりありませんでした。

 人に遠慮をしているようで、実は自分の主張を通しているところが
 あるのかなと最近思い始めました。

 石門を持っているだけに、人とはうまくやっていきたいと思いながらも
 うまくいきません。どのように対処すれば良いのでしょうか。
 来年の自分はどうすればよいのでしょうか

 宜しくお願いいたします。

 生年月日  昭和28年1月11日  女性

壬 癸 壬        貫索星 天南星

戌 丑 辰    玉堂星 石門星 調舒星

辛 癸 乙    天南星 石門星 天堂星

丁 辛 癸

戊 己 戊    天中殺 子丑

59 50 29

大運 2才運  

この方の命式をみますと、これでもか、これでもか、というくらい苦労された人生だったと思いますが、意外にご本人はさらっと表現されているので、その深刻さは文章からは伝わってきませんが、命式鑑定を依頼されたかたは、この方の悩みの本質を見抜かなければいけません。

命式表で読める、行き難さの原因の主なところを挙げて、考察して行きますので、このブログでは字数が足りなくなる恐れがありますので、前例のように分割して掲載することになると思います。

読みづらいとは思いますが、しっかり行き難さの事例として勉強してください。

命式表の細部に触れる前に、まず、この方がどんな性情を持った方なのかを日干支からみてみます。

壬戌

算命学では『驟雨(しゅうう)の晴れ間』と言います。

どしゃぶりのにわか雨の間に、きらびやかな日光が射しこむ晴れ間という意味です。

この言葉のように、この方の人生は、どしゃぶりの雨と快晴を繰り返す起伏の多い人生となります。

普段は、じっくりと落ち着いて構え、あまり動き回らずに得られる情報をどんどん吸収し、現実に即した考え方ができる人です。

感性や思考力も優れており、うわついたところが少なく、様々な現象を的確に捉え判断し、自分の智恵とすることができます。

従って、現実的な範囲での智恵が豊富なので、ビジネスの世界でそれなりに伸びて行きます。

自分の野心や目的に向かって努力し、道を開いて行きますが、運の伸び方が人よりも早いので、鼻高になったり、わがままな人物になってしまう恐れもあります。

成功している時こそ、自己を見つめるチャンスだと考えて、しっかり見つめ直すことが必用です。

どんな逆境にあっても努力のできる人ですから、上がったり下がったりと起伏の激しい人生になりますが、最後には成功し富や名声をつかみます。

調子の良い時期が3年続くと止まってしまうので、常に努力をすることが必用で、人生に安定感はありません。

起伏の激しい人生ですが、努力を止めたら御終いです。

努力が必ず報われる運を持っていますから、どんな時でもたゆまぬ努力が必要です。

以上

さて、このような性情を持つことを踏まえて、次からあげる命式表の特徴である分離条件が、どのようにこの方の悩みに影響しているかを考えてみてください。

1、生月天中殺

2、不随して陽占の石門星が陽占天中殺

3、日干支(自分)と年干支(社会)が納音

4、月干支と日干支が、庫気刑。

5、月干支と年干支が、破。

6、七殺が6組 

それぞれの項目は、それぞれ人生の生き方と密接に関わっていますが、これらを詳細に解説して行くことはできませんので、この方の悩みに大きく関係していると思われることを、ざっくりと述べておきます。

つづく

 

2016-01-12

創喜