算命学10分レッスン(976日目)月柱の意味
976日目
このブログは、皆さんの算命学学習の一助になれば、との思いで私が一方的に記事を書いています。
講習会とかゼミの類ではありませんので、ブログの内容についての質問には答えておりません。
コメントやメールで質問してくださる皆さまには申し訳ないのですが、そこのところをご了承ください。
質問は、個人的な鑑定に匹敵するものから、私の誤記等さまざまですが、何せ数が多いため対応しきれませんので、よろしくお願いいたします。
さて、今日もコメントで質問いただきましたが、この質問は公用性があり、算命学の考え方として重要ですから、説明しておきます。
質問
社会的な評価ということで、月柱を使っていますが、社会というのは年柱で、月柱は家系と思っていますが。
答え
月柱は一般的には、家系の流れであり私たちの生命の源であることは、皆さん理解している通りです。
ここで、算命学の部品の意味(木)だけをみて丸覚えすると、こういったことを疑問に思うのは当然の帰着です。
算命学は、年柱を社会とは言っていません。
外側の環境と言っています。
外側の環境なら社会じゃないか、と思われますが、環境は環境であって社会だけではありません。
父親・母親の定位置がなぜ、年干と年柱の28元なのか。
仕事の定位置が、なぜ年柱なのか。
よく考えてみてください。
月柱は、家系の流れです。
家系の流れというのは、時代の流れとともにあります。
時代の流れというのは、大きな人間社会の流れなのです。
そのため、生月天中殺所有者は、時代の流れに合わないとか、現社会に合わないので、原始世界に憧れるとかの鑑定になります。
一方、生年天中殺の所有者は、もっぱら親との関係が不自然に融合している、という鑑定になり、親と分かり合えないということになります。
このように、言葉だけを頼りに算命学を理解しようとすると、理解不能な鑑定結果が出てきてしまうことがあります。
『年柱は社会の方向』と一元的な思い込みをしてしまうのです。
このようなことを頭に置いて、算命学理論の奥深さを学んでいただければ、と思います。
2016-02-19
創喜