算命学10分レッスン(985日目)占いの種類
占いの種類
現在、日本で行われている東洋の占いの主なものは、4つの種類に大別できます。
① 現実に見える現象から占う
これには、手相・人相・骨相占いなどがあり、そのどれが学問的な裏付けに乏しく、過去のデータ、あるいは鑑定者の感覚的な主観により成立しています。
② 偶然性を捉えて占う
この占いの代表的なものは、易占です。
この占いの役割は、その時の迷いに対しての答えを出すことにあり、運命を占うというものではありません。
古代中国の易経が基になっています。
易占は単に易とも言われ、昔から当たるも八卦、当たらぬも八卦と言われる「八卦み(はっけみ)」と言われているものです。
口から出まかせの占いごとを言う、多くのインチキ易者が存在していることでも知られ、占いというものの評価を貶めている原因の一つともなっています。
しかし、易者さんもインチキな人ばかりではなく、真剣に相談者の悩みに応えようとする人もいますので、占い者としてではなくカウンセラーとしての役割はあると考えます。
つまり、易をみる易者さんには、その人間性と高潔な人格が必用なのです。
③ 何かを改良するための占い
この占いには、風水・方位学・九星術・陶宮術・姓名判断などがあります。
個人が望む結果を得るために、どうすれば良いのかということを判断するために使う占いです。
例えば、お店が繁盛するためには、どちらの方角にレジを置けば良いのか、などという場合の判断です。
これらの占いは、占の依頼者の個性や力量、また人間のスケールの大小などを無視して、一律に答えを出してしまいますので、正確な占いとは言えません。
例えば、風水は、お金の入る色は黄色だから、黄色の財布を持ちなさいと言いますが、黄色が不幸な色の人もいることを考慮に入れていません。
五行論の一部だけを使っているだけなので、万人に当てはまる答えは出せないのです。
④ 宿命を見て人生を占う
この占いの主流は、算命学と推命学です。
他にも沢山の占いがあると思いますが、どれもその根源は陰陽五行論です。
しかし、算命学の他には、この陰陽五行論の根本理論が占技として体系化している占いはありません。
(私の持論は、算命学は占いではなく、哲学だというものですが、それは折に触れて説明して行きますし、今までのブログでも触れています)
算命学以外の占いは、技術的なものとその答えしかなく、理論部分がすっぽりと抜け落ちているのです。
そのため、推命学などは技術的な部分の使用法と、答えの部分を暗記するように学ぶしか手がありません。
そのてめ、算命学よりも膨大な量の技法を暗記し、膨大な量の答えを記憶する必要がありますので、途中で自分の主観的な答えを作り出したりして、その形がいつの間にか崩れてしまうのです。
そのため、推命学は過去の人たちの人生から得た統計学である、と謳っている推命学の占い師がいるほどです。
世の中では推命学と算命学を比較して語る人がよくいますが、この2つは全く別物と考えてください。
推命学そのものを否定するつもりはありませんが、前のブログでも触れましたように、生まれた時間を占いの要素として採用している以上、算命学とは全く別の次元の占いなのです。
以下、算命学理論から発生した人間の人生構図理論を書いておきます。(原稿では図表はOKですが、アップした時には乱れるかもしれません。悪しからずご了承ください)
算命学→人間→運命(紫気)=祈祷術
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陰元気 陽元気
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陽力 陰力 外気 内気
(針灸) (内服薬)(宿命判断) (思想部分)
2016-03-08
創喜