算命学10分レッスン(993日目)双子の命式

算命学10分レッスン(993日目)双子の命式

993日目

算命学を勉強している人、あるいは占いに否定的な人、占いに関心のある人も無い人も、一様に持つ疑問があります。

「誕生日が同じ人は、運命が同じですか?」ということと、「双子でも運命が違いますけど、どうしてですか?」という疑問です。

前述の疑問については、算命学では宿命に環境が作用して運命がある、という理論的な根拠で説明可能ですが、後述の疑問は、環境の違いでは説明できません。

私はこれまで、そんな質問には言葉を濁し、「同じ命式でも陰転と陽転があるからね」などと適当に答えてきました。

しかし、算命学ですから、ちゃんと双子の命式を解釈する理論が存在します。

文章だけで説明するのは少し分かりにくく、無理があるかと思いますが、知識として覚えておいていただくために、双子の宿命理論を書いてみます。

命式が同じ人の運命の違いが、説明できない占いなんてインチキだと言われないためにも、です。

双生児の宿命判定

・まず宿命中の異常干支を探します。

・異常干支が陽干支か陰干支かを判断します。

<補足>

異常干支が宿命に無い人は、母親の宿命に2柱以上の異常干支がある。

母親に異常干支が無い場合、父親に2柱以上の異常干支がある。

本人にも母親にも父親にも異常干支が無い場合、両親が異常干支の後天運で結婚した。

など、異常干支が関与しています。

また、算命学では、先に生まれた子を長子(陽干)、二番目に生まれた子を二子(陰干)としています。

例)双子の命式

丁 戊 癸

未 午 巳

上記の命式表例では、年干の「癸巳」が異常干支です。

癸巳は陰干支ですから、日柱の干支との関係性をみます。

命式例は、

異常干支(-)×日柱干支=丁未(-)=陽気(+)

陽気ですから、長子の運気が伸びると判定します。

つまり、長子の運勢が陽転するとみますが、あくまでも第二子との比較です。

日柱が仮に陽干支ですと、

異常干支(-)×日柱陽干支(+)=陰気(-)

となり、二子または女の子(男女の双子の場合)の運気の方が伸びると判定します。

この程度の解説では物足りないかもしれませんが、詳しく書くときりがありませんので、双子の占いにも理論がある、ぐらいの認識を持っていただけることで良しとしてください。

また、算命学には、双子から十二子まで判定する理論がありますが、そこまでは現実として必用ないと思います。

3ツ子くらいまではある意味現実的ですから、通信講座の奥義で触れることにいたします。

 

2016-03-21

創喜