算命学10分レッスン(1000日目)高尾先生の言葉

算命学10分レッスン(1000日目)高尾先生の言葉

今回で、このブログは1000日目を迎えました。

人生に迷い苦しんでいる人々に、自分自身の人生を歩んでもらう指針になれば、と思い始めたブログですが、これほど続けられるとは思ってもいませんでした。

それだけ、算命学は奥が深いということだと思います。

算命学の開祖、高尾義政先生には頭が下がるばかりです。

というのも、算命学は大陸より伝わった占いである、と考えている方が多いようですが、実は算命学占いは、高尾先生が創作されたものなのです。

『原点算命学体系』の「まえがき」の書き出し部分を紹介しておきます。

算命学は数千年の長きにわたって東洋の一握りの人達の間で受け継がれ、ある意味では眠り続けていた思想学であります。

古代東洋人の知恵と想念の結晶といっても過言ではありません。

しかし、このような考え方を書物に出来たかげには、日本という島国の文化の存在があったからであります。

もし日本に存在する諸所の事象や仕来りや、また文物がなかったら、算命学が論じる物の考え方の咀嚼は私自身出来なかったものと思います。

日本という国は、東洋に発した諸々の文化の宝庫といってもよく、今日においては中国やインドの古代すらも、日本に残存している文物で解釈可能なところがあり、仏教、儒教、道教にして然りであります。

算命学は今日「占い」の分野において知られるようになりましたが、これは今から二十年ほど前に、算命学の考え方を応用して私自身が中国占星術という「占い」を創作したことに始まるのでああります。

中国占星術のバイブルが算命学であるわけですが、算命学そのものが即「占い」の技術なのではないのです。

しかし、「占技」と称して、このような方法を行えば人間の運命を予測出来るという分野を所有しているために、あたかも「占い」の技術のように思われているわけですが、本書においては占いであれ思想であれ特別固定せず、古代人の物の考え方として説明いたしました。

しかしこの算命学には、今日世の中で行われている「占い」の技術の原点思考がほとんど含まれていて、中国占星術に限らず他の占い技術の根元でもあるわけです。

今日の「占い」の世界における立場からいえば、日本で生まれた占いであっても、中国で生まれた算命学的思考が大いに活用されているのです。 後略

<高尾先生の文章を句読点、フリガナ、漢字等をそのまま記載いたしました。>

算命学は、高尾先生の創り出された占いであり、中国には無いということがはっきり書いてあります。

高尾先生は、算命学思想は中国のものと書かれていますが、その根本思想は、夏の時代に日本から渡ったアニミズム(神道のもと)思想だと私は考えているのです。

つまり、元々日本にあった精神的思考が超古代に大陸に渡り、現実的な大陸人がそれを現実に当てはめて、新しい五行論を作り、再び日本に戻り受け入れられたという考え方です。

そう考えれば、日本人が算命学の思想を、違和感なしにすんなりと受け入れることの説明がつきます。

算命学占いは、高尾先生が言われているように、日本人の血が流れていれば、誰もが理解できる占いで、それほど難しいものではありません。

ですから、算命学を勉強される方は、しっかりと日本人としての自分の感性を働かせることが上達のコツとなります。

ブログ記載1000日目に、算命学を勉強しているあなたに送りたい言葉です。

2016-03-31

創喜