算命学10分レッスン(うつ症状の鑑定4-2)
中年期に近づくに連れ、十二大従星天馳星の領域になって来ると、個人の力量がガラッと変わりますが、自分の意識の中にはまだ幼年期の天南星の感覚が残っているので、社会に出たての頃に自分の環境が変化したことを意識できません。
子供の頃は、ほとんどのことを人の力を頼らず実行できたのに、大人に成ってからは、計画は立てられるのですが、自分で実行する力量が不足してしまいますので、ついつい自分の意見(計画)を表明することがはばかられてしまうのです。
今まで述べてきましたように、あなたがウツ的になる原因は、命式の中にてんこ盛りです。
こうなったら気持ちを切り替えて、開き直りましょう。
これを個々に解説してみても始まりませんので、一挙に解決する方法を考えてみましょう。
初めに言いましたように、命式の中を個別に見れば複雑な要素はあるのですが、原因の大きな部分は、持っているエネルギーと排出するエネルギー(自己表現)がかなりアンバランスだということです。
気の排出を何とか大きくすることが、早く悩みから脱出する道です。
中年期の天馳星は、1つだけのことをしようとすると、かなり苦しいことになりますので、2つ以上のことを同時にすることが良いという意味を持ちます。
七殺は沢山ありますが、お互いの十大主星が仲介星の役割をはたしますので、数ほどの影響力は考えなくて良いのですが、自分を表現するときに陽占命式に出る地財局だけを注意しましょう。
つまり、お金にこだわる行動と、お金を全く意識しない行動を同時並行で行って行くのです。
そして、お金に関する行動で関わる人たちとの良好な人間関係は望まない、きっぱりとあきらめて欲しがらないということにしましょう。
その代わり、生活基盤とは関係ないものを、何かライフワーク的に出来る物を1つでも2つでも見つけましょう。
そこで、損得から全く離れた自分自身を積極的に表現するようにしてください。
しかし、砂堤は水を濁しやすいと言う側面もありますので、適当に剋す木質を使うようにしましょう。
適当に木質を使う?
曖昧なことを言うな。
と御叱りを受けるかもしれませんが、その意味は、自分の状況に合っている状態で木質を使うということですから、あなたの状況を知らない私にとっては、このアドバイスしかできません。
強いて言えば、工芸系の勉強と書いておられましたので、木工工芸あるいは紙(材料が木)の工芸などが良いかなとも思います。
私の作るものなんか、という発想は止めましょう。
まずは儲けを度外視して、人に喜ばれるものを作り、与え(有償、無償に関わらず)、そして、偽りの無い自分自身を受け入れてくれるコミューンを作りましょう。
どちらかというと、あなたは完璧主義の傾向がありますので、あまり潔癖にならずに少し妥協する智慧も付けてください。
あなたが輝かせるべき星は、司禄星・禄存星の「魅力・愛」の星と、アグレッシブンな星「車騎星」です。
人からどんな評価を受けようと、自分を表現することをためらってはいけません。
それをすると、人生が暗転します。
また、あなたが考えているほど、他人はあなたを拒否していません。
あなたが、必要以上に気を使っていることは、陽占の中央から東を生じていることからも分かります。
自分の居どこがなかったら、居座るまでです。
そして、上手に人を使う術も身に付けましょう。
人に何かを委ねるということです。
自分の弱点をも見せて、相手に安心感を与えるということですが、天南星を引き継いでいると難しいので、当分意識して芝居しましょう。
今回はこのくらいで。
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ただし、公表が条件ですから、そこはご了承ください。
2016-05-09
創喜