算命学10分レッスン(617日目)守護神法その16
守護神法16
10、亥(11月)月生まれの甲(日干)
亥(月支)生まれの甲は、壬があると水に浮く木となり倒れるのを待つだけとなるので、壬を剋す戊が是非とも必要です。
というのも、亥の月の亥は、28元に壬を持っていますので、水質が大きな勢力を持つ旺地とみるからです。
甲の亥からは天貴星が生まれ、天貴星は物心つく頃の幼い児童ですから、現実をたくましく生きる力はありません。
そのため、環境に大きく左右されてしまうのです。
このように見てきますと、秋から冬にかけての甲(木)にとって必須の条件の庚・丁の他に、戊が補佐的に守護神の役目を担います。
庚・丁・戊の3つの干が揃えば、富みに加えて目出度さと名誉・名声が得られる人物になります。
また、季節的には温かさをもたらす丙も守護神の候補です。
命式に甲・乙からなる石門星と貫索星が多いと、木質が多すぎますので庚に根があることが望まれます。
根とは、天干と28元に同じ干があるということですから、庚の根とは、日支または年支に巳か申があることを意味します。
この場合、月支は亥で28元は甲・壬ですから、庚の根にはなりません。
また日干は甲ですから、庚申が年干にあるか、年干が庚で、日支が申、つまり日干甲申のひとで、年干が庚の人がこの条件に当てはまるということです。
巳の28元にも庚がありますが、年支が巳の場合は当てはまる条件はありません。
しかし、命式に1つの丁と1つの庚があれば、他の秋の甲のように名誉・名声の守護神となります。
また、庚だけがあって丁が無い場合は、ただお金儲けが出来るというだけで、人格がそれに伴いません。
そして、庚が無い場合は、戊が木質に剋されてしまい、普通の人以下の人生を送ることになってしまいます。
甲・乙が多く、戊もあり、庚が無い場合は、特に同朋争財と言い、例えて言うと、1つの宝物を数人が群がり奪い合う状況です。
庚がある場合は、多すぎる甲や乙を剋すことが出来ますので、富みも品格も両方揃います。
戊が天干に無くて、己が天干にある場合は、己の力は戊に及びませんので、気休め程度の働きしかできません。
甲・乙の多い場合、庚があることが良いのですが、庚を剋す丁があることが悪いほうに働くので、丁は忌神となります。
ただし、戊は必要です。
なぜなら、天干に無くても28元にあれば戊(土生金)となり、庚を助けることになります。
ただし、このような命式の場合は、富みと貴は小さなものとなります。
また、晩秋
まとめ
亥月生まれの甲の守護神は、
1、庚 2、丙 3、戊 となります。
丁も良いのですが、木多の命式には忌神になりますので、ここには挙げておりません。
2015-06-16 創喜