算命学10分レッスン(626日目)守護神法その25
守護神法25
19、申(8月)生まれの乙(日柱)
申月は金質の月ですから、金質(庚=刃物)を剋す火質の丙・丁を良とします。
また、乙は草木で生きた植物ですから、太陽と雨露が欠かせないので、丙と癸を守護神に取ります。
庚が天干(月柱・年柱のどちらかあるいは両方)に出る場合は、丙のみで守護神とすることはできません。
生きていてこその乙は、己(土質)があるかないかを重要視します。
丙・癸が守護神として使えない場合、己が命式にあれば季節柄勢いの強い金質を土中に埋めることで、その力を弱めようという起用法です。
しかし、大運で金質が回ってきれば大きな災いとなります。
また、甲・乙のように己を剋す木質があることも、災いを招きます。
癸が命式にあり、丙が命式中の地支の28元にあり庚がない場合は、高い地位を得ます。
また、丙が無く癸がある場合は、役所の事務官のような位の低い役人になりますが、家系は安定し栄ます。
その他、地支の28元に庚が多くあり癸が無い場合は、丙と己があることで普通の人になれます。
それでなければ、最悪の人生を送ることになってしまいます。
申月生まれの乙は、従官格に入格する要素があります。
命式に癸・壬の水質が無く、甲・乙も無く(当然日柱の乙以外)、身弱で庚があれば従官(殺)格に入格します。
★従官格は、日干が他の干支全てから剋される関係になることを言います。
この場合は、金質を剋す丙・丁が忌神となります。
また、庚を補佐する戊・己(土生金)が守護神となります。
この命式に大運で丙・丁が回る時期が最悪となります。
従官格に入格する条件に、水質が1つだけでも加わると、従官格ではなく官印相生格に入格します。
★官印相生格は、日干(乙)が他の1つの干支から生じられ、その1つの干支は他の全ての干支から生じられる。そして、日干はその1つの干支以外の干支から剋される関係にあることを言います。
(文章で書くとややこしく感じられると思いますが、しっかり読んで理解してください)
従化五格は、変化した五行の干を剋する干が忌神です。
つまり、官印相生格の場合は、その格の形成の要素である水質の壬・癸が守護神で、水質を剋す戊・己は忌神となります。
まとめ
申月生まれの乙の守護神は、
1、丙 2、癸 3、己 です。
格法は過去ブログにありますので、興味のある方は検索してください。
「セラファム創喜の算命学10分レッスン 格法あるいは従官格」で検索可能だと思います。
2015-06-30