1980年1月22日生まれの女性

【命式】
   甲 丁 己         司禄星 天庫星
 辰 午 丑 未 子   司禄星 司禄星 司禄星
 巳 己 己 己 丑   天極星 調舒星 天南星
   丁 癸 丁
     辛 乙
   31 14 56

 

大運 初旬5才:戊寅 2旬目15才:己卯 3旬目25才:庚辰 4旬目35才:辛巳 5旬目45才:壬午
6旬目55才:癸未 7旬目65才:甲申 8旬目75才:乙酉 9旬目85才:丙戌

 

総エネルギー量:256 排気量:5.67(理想は8.53)車幅:88 スピード:0.34

 

【相談内容】
質問1 大運天中殺と変剋律大運が重なっています。
    今年、開業届を出して自営業を始めました。
    2つ重なっている時にどの様な事を気を付けたら良いのでしょうか?

 

まず、天中殺の陽転順位を見ますと、日干が月支を木剋土と剋していますので2位になります。宿命通りに生きやすくなります。
大運天中殺と変剋律が重なる時は、大運天中殺を優先します。
大運天中殺は、天中殺に入る前の5年間の状況が、現実的(物質的)に苦労をすると運が伸びて行きます。
それに対し変剋律大運は、その時に精神的苦労を伴うと伸びやすくなります。
そして、変剋律大運が中年期に周ると陽転します。変剋律大運が終わるまで陽転し続け、変剋律が終わると落ち込みます。
ただし、この期間に精神的苦労がないと陰転傾向に転じます。
変剋律は元々異常干支の繋がりですから、異常性というものが主体となる為、自ら異常な環境を作り出せば波乱は少なくなりますが、
変剋律と大運天中殺が重なると、異常性が増幅されて波乱の時期となります。
現在、35才の大運に入っていますが、年柱との間は無条ですからそのまま15才の時の大半会が下りてきます。月柱とは半会ですから、陽転順位2位の通り前進力があり仕事が自分の予想に反して、良くも悪くも大きく広がりやすい時期です。しかしながら、宇宙盤の4位風型・崇型がある為、広げ過ぎない様な注意が必要になります。
それで言うと、今年は日干との間で干合が周り価値観が変わりやすい時。
年干支とは大半会が周るので、気持ちが大きくなり前進力が出てお仕事が大きく発展しやすく、ここで今年開業したのもうなずけます。しかも年運でも来年の庚子までは異常干支が廻る為、異常性が増幅されて本人の意思に関係なく大きく発展する可能性がある為、命式に対冲があっても足元をすくわれない様注意が必要になります。
特に来年の庚子は、日柱との間で天剋地冲、年支でも害が廻る為、仕事上のトラブル(人から裏切られたり、あるいはご自身の健康面の問題)などで財産などが大きく目減りするなど、家庭内にも何かしら影響が出やすいですし、更に再来年の辛丑でも日支に害、年支に対冲と庫気刑が廻る事から、仕事上のトラブル…特に目上の人とのトラブルに注意が必要になりますし、そのことであなた自身にストレスが加わるので、健康面にも注意が必要です。
また、引き続き45才からも変剋律大運が続きますが、ここの大運はうつ病占技に当てはまりますので(Cコース 6回目)、特に51才の辛亥の年は辛が準守護神にはなりますが、年支と亥卯未の半会が周り命式には丑未の対冲がある事から、命式上で矛盾が生じるちぐはぐな年になりますから、今のうちから体を鍛える事で乗り切れるでしょう。
いずれにしても、大運天中殺や変剋律大運の時は、夢の中で人生を歩んでいる様な状態ですから、受け身に徹して無理をせず大きな望みや期待をしない事です。この大運でそれぞれ現実的な苦労や、51才の精神的苦労をする事で大きく伸びる事になるでしょう。
変剋律が終わる55才の大運も、月柱との間で天剋地冲と庫気刑が廻る為、引き続き体調面に気を付けて無理のない程度に身体を鍛えておく事です。

 

質問2 大運天中殺が終わる5年前からスピードを緩めた方が良いとの事ですが、私は変剋律大運と重なっているので大運天中殺の終わりは気にせず、変剋律大運の終わる5年前からペースを緩めた方が良いのでしょうか?
新しく学んで新たなメニューの追加をして起業の拡大はせず、今のままのメニューで現状維持をして過ごしたら良いのでしょうか?

 

こちらは質問1でもお伝えした様に、大運天中殺と変剋律が重なっていても、大運天中殺を優先しますので分けて考えて頂いて、大運天中殺が終わる5年前から、徐々にスピードを緩める事をお勧めします。
そして同じく質問1でも触れた様に、あくまでも広げ過ぎないことです。
スピードを緩める為にも、現状維持をお勧めします。

 

質問3 臨床心理士の資格を取りたくて、来年通信制の大学を検討しています。この時期に学び、将来仕事にしても良いものでしょうか?

 

甲午の性格から、思いやりの心が強いので奉仕的な事に向く人です。
この事からも、臨床心理士は向いてはいますし、学ぶことはいつ行っても問題はありません。
才能占技(Cコース5回目)から、西天運であなたの場合は陽占命式に剋線がない為、点数としては低くても「調舒星」が世間で認められる才能の順位で2位となる為、調舒星を生かすと良い事。また、南の調舒星が東の司禄星を生じているので、現実的な仕事で自分が見聞きしてきたり経験や学んだことを、自分の言葉に置き換えて人に伝え奉仕する仕事が合っていることからも、臨床心理士は適職になります。
問題は宇宙盤で見ると、4位機型と4位風型・4位崇型があり、その中の特に崇型が広い行動領域をいつも見張っていなければならず落ち着かず、しかも見張る範囲が広すぎる為、自分の範囲の物が管理できない。いつも争いが絶えない。うわべだけで人を集めて結果、人との関係がゴチャゴチャするなどがあり、風型でも周りへの影響力は大きいが、範囲が広すぎる為元々行動領域の狭い対冲では対応ができない。
家庭を大切にする為、対社会的な行動としては不満がある。行動範囲の狭い対冲にとって4領域は広すぎる為苦しみが多くなる…などから、1つの仕事で集中するのであれば問題ないですが、例えば副業的に大きく広げたりするのには向かない事になりますので、先程メニューのお話があったことから、レストランでも開業されたのでしょうか?だとすると両立はせず1つに絞ることです。

 

質問4 来年、天剋地冲なのですが、私の宿命から見てこの時期に気を付ける事を教えて頂きたいです。

 

質問1でお伝えした通りです。

 

質問5 健康に気を付けた方が良い時期を知りたいです。

 

こちらも同じく質問1に記載してあります。

 

質問6 私の宿命の生かし方、伸ばし方、長所を知りたいです。

 

甲午は算命学では「工師運斥(こうしうんせき)の木」と言い、天干の甲は陽の木質で樹木を表します。
地支の午は火質の旺地で、火の上に立つ樹木は枯らされ、やがて燃え尽きてしまう運命と見ます。今、この樹木はかろうじて枝と葉が生きているだけの状態で、根や幹は激しい火にさらされ虚脱状態にあると言えます。
生気を取り戻すのに水をあげても、もはや手遅れの状態ですから、むしろ腕の良い大工の棟梁に材木(能材)として使ってもらった方が、世の中の役に立ちます。
この事からも、人の役に立つ奉仕的な仕事に就くと宿命を生かす事に繋がり運気アップにもなります。
樹木を材木に加工する為には刃物が必要で金質の庚になりますが、命式に庚はなく28元に辛しかありませんので、金質のエネルギーを持つ人と深く関わるようにしましょう。更に、夫の星己や子供の星の丁が多くあることから、夫との縁や子供との縁が薄い星ですから、そもそも結婚をしないか別居婚・内縁関係か、夫が単身赴任をしている様であれば、夫婦問題も起きにくくなります。
子供もなるべく成人したら、早く家を出すなどした方が良いでしょう。
辰巳天中殺ははみ出し運で、家系の恩恵を受けないことが自分らしく生きる事にもつながる為、家系を頼らず自力でやっていく事も運気アップになります。宿命に甲己干合があり変化すると子丑天中殺の戊午に変化しますが、子丑も初代運なので家系を頼らない事です。
いずれにしても自立できる様な仕事をする事です。
また、排気量が理想は8.53欲しい所が5.67しか吐き出せていないため、言いたい事が言えずストレスをため込みやすいので、適度に好きな事をして発散すると良いでしょう。
長所ですが、純粋で人を疑う事を知らずお人好しで優しい人です。大人しい性格で思いやりの心が強いので、ボランティア的・奉仕的な活動に向く人です。
自己を捨て人を助けるような仕事が良く、人徳が出来大いに人望を集めて慕われるようになります。

 

体験鑑定は以上になります。

 

鑑定士 宝泉翠  2019/12/17

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