秋野暢子さん鑑定②

秋野暢子さん鑑定②

創喜塾鑑定士 滉果です

 

現在、食道癌で闘病生活を送られている秋野暢子さんについて、算命学の観点から読み解いていきます。

【秋野暢子さんを取り上げるきっかけ】 【病気の発見のタイミング】 【陽転傾向の宿命】の3回に分けて、お伝えしていきます。

 

秋野暢子さん

1957年1月18日生まれ (65才女性)

【命式表】

(陰占)

庚 辛 丙

寅 丑 申

丙 己 庚

戊 癸 戊

甲 辛 壬

(陽占)

    車騎星 天禄星

車騎星 玉堂星 貫索星

天馳星 石門星 天庫星

 

天中殺:午未

 

総エネルギー量:228
排気量:5.67
車幅:54
スピード:0.24

守護神:丙 甲 丁

大運5才運

  5才:庚子
15才:己亥
25才:戊戌
35才:丁酉
45才:丙申
55才:乙未
65才:甲午
75才:癸巳
85才:壬辰

第2回 【病気の発見のタイミング】

 

秋野暢子さんの日干支は“庚寅“です。

前回のブログで鑑定させていただいた磯村勇斗さんと同じ日干支ですから、性情の半分は同じであることになります。そこで、日干支の特徴を説明していきます。

 

「庚寅の方は、ロマンを追い求め、現実とロマンとの区別がつかない人です。求めてもつかむことのできない夢や理想に苦しみ苦悩して、更に新たな理想を求め直し、そしてまた掴みきれないことの繰り返しで、大きな葛藤が産まれます。現実に立脚して、夢を断ち切ることも理想を捨てて妥協する勇気をもつことも生きる手段として重要になります。しかし、天干の庚は金質で、地支の寅は木質ですから、相剋の関係になっているため、身体は決して丈夫ではありません。また、家庭運が悪く子供がいなければ結婚は一度で収まりますが、何度も結婚をする人が多いです」

秋野暢子さんは庚寅の性情からは、本来はあまり丈夫でないことが分かります。

彼女は、健康的なイメージが強く、実際に「美しく健康に生きる」ことを意識して、たいへん努力されてきましたので、これまでは健康的に活動ができてきたのだと思われます。

 

また、先日YouTubeで冴夜先生が鑑定したヤクルトスワローズの村上宗隆選手も日干支が庚寅です。

冴夜先生も村上さんの健康面で、「今はトレーニングをしていて、元気ではあるが、唯一の懸念として庚寅は屈強な体ではないので生涯を通して、体重管理が必要で病気になったときには太りやすく、内臓に注意が必要で、コントロールが大切です」とのことでした。

 

彼女の場合は、庚寅の性情にあわせて、後天運でいくつかの条件が重なってしまったことが、この度の病気の発症に影響を与えていると考えられますので、後天運を見ていきたいと思います。

 

まず1つ目は、55才から74才までの20年間は、大運天中殺になっていることです。

大運天中殺は、120年に1回、20年間という期間、運気が大きく飛躍することも、大きく滑り落ちる可能性もある期間です。良いことも悪いこともスピードがつきやすく、足元を見つめて慎重にいかないと、大きく成功することもあれば、大きく転落してしまうこともあるとされています。

2つ目は、65才からの10年の大運は月柱に丑午の害が回り、今年の6/6~7/6の月運は月柱が丑午の害になっていることです。

丑午の害というのは、いくら働いても、働きに見合った収入が得られないという現象として起きる場合と、全身に栄養を運ぶ循環器系の病気や糖尿病など、栄養障害などの病気、または、心臓や小腸など、栄養吸収に関わる器官の病気になりやすいといった身体的なものとして現れる場合があります。丑午の害は、6つある害の中でも最も癌にかかりやすいといわれていますから、65才からはなんとなくこのような運気の10年間であることになります。大運で丑午の害が月柱に回り、月運で丑午の害が回ってきたことで、実際に闘病することになったということになります。

3つ目は、大運の切り替わりである節運の年で、精神的にも身体的にも不安定になってしまうため、体調を崩しやすい時期であるということです。

4つ目は、今年は壬寅ですから、元々屈強ではない庚寅のエネルギーである庚(=金)を壬(=水)に洩らしてしまうことになり、元気がなくなったり、覇気がなくなったりしやすい年になるということです。

5つ目は、晩年期が天馳星ですから、忙しく動き回り、出会いの多い晩年期となるため、体力が追いつかず、病気やけがに繋がってしまいやすい晩年となることです。

彼女の場合は、考えられないほどの後天運の重なりで体調を崩すような運気が重なっていることが分かります。

 

しかし、天中殺の期間は、隠し事が露見する一方で隠れた物が見つかることから「隠れた病気が見つかる」といわれていますから、昨年の11月からの体の異変が大運天中殺中の天中殺月に見つかったということになります。

自分らしく生き、他人を大切にして社会に貢献するような生き方をしていれば、天中殺中に病気が見つり助かることもあるので、休養が必要な時期がきたということです。休養することは、生き方を改めるきっかけとなり、きっとさらなる発展の機運を高めていくことにもなります。

実際に、秋野暢子さんも2011年の東日本大震災から、被災地への支援とボランティア活動をして、(一般社団法人1~100人)を立ち上げ、世のため人のために尽くされてきた方ですから、このタイミングで病気が発覚し、闘病生活をブログで発信するという方向転換をし、これまでは関わることのなかった新たな方々に情報と勇気を与える存在になっています。

秋野暢子さんは、この度の闘病を【鬼退治】と名づけていますから、彼女が鬼退治できることを心よりお祈りしています。

 

次回は、【陽転傾向の宿命】について考察します。

滉果(ひろか)先生

創喜塾鑑定士  滉果