旺気刑でトラブル勃発

旺気刑でトラブル勃発

今回は、私のお話をしたいと思います。
先日、妹も交えて両親と少々もめ事があり、あらためて両親と妹と私の関係性を見直してみました。

私は兄と弟と妹の4人兄弟です。4人とも結婚しており、兄夫婦が両親と同居しています。2世帯住宅なので兄夫婦と両親はほどよい距離感を保っています。
1階が両親の居住スペースとなっており、いわゆるウォークインクローゼットがあります。そこにはタンスが7棹あり、母の寝室に1棹、父の寝室に2棹と合計10棹ものタンスがあります。
母は見えるところは綺麗に掃除するのですが、見えないところには意識が向かず、押し入れやタンスの中は、正直ビックリする状況なのです。

家を建て直して20年ほどが経っており、タンスのことは気になっていたのですが見て見ぬふりをしてきました。
私は気になったらとことん片付けるタイプで、妹は私以上に片付け上手で断捨離を得意としています。
ある日突然妹から連絡があり「実家のタンスを片付けに行くから手伝って欲しい」と言うので、OKしました。
妹は思い立ったらすぐに行動するタイプですから、翌日には仕事帰りに実家へ行き、タンスを片付ける旨を父と母に話し、その日のうちに作業を開始したのです。

母は、自称“貧乏性”で、捨てられない人ですから、なんでもかんでもしまい込んでしまいます。
新しい物にも手を通さずしまい込み、買ってきたことを忘れてはまた買ってきます、なんと言ってもタンスが10棹もあるのですから入れ放題です。
昔からその傾向はあったのですが、80才という年齢で、さらにその特徴が強くなっていると感じました。
妹と私の目的はタンスとその中身の片付け(不要な物の処分)ですから、母にとっては迷惑な話なのです。

話は戻りますが、1日目は夕方4時~7時、2日目は夕方4時~8時とタンスの中身の整理を進めて、最終的に日曜日に片付けることにしました。
しかし、母の勘違いから急遽土曜日に変更となり、私は一足遅れて実家に到着しました。そのときにはタンス2棹を車に積み込んで粗大ゴミとして市の処理場へ出発するところでした。
土曜日は処理場が12時で閉まるので、2棹のみの処分となりました。

お昼を済ませ、引き続きタンスの中身を整理すること6時間、45リットルのゴミ袋に20個もの量をまとめました。
母は私たちが処分する姿を見て、肩を落としていたのですが、私も妹も断捨離精神に拍車がかかり、母の気持ちも考えず少々やりすぎてしまいました。
最初の話に参加していなかった私は、タンスをいくつ処分するか聞いていませんでした。(妹は5棹を処分する方向で話を進めていたそうです。)
2棹は廃棄できたので、妹は残り3棹を処分するつもりで片付けを進めていました。

ほぼ中身の整理が片付いたのは18時過ぎで、お茶を飲みながら、残りのタンス3棹の処分方法を相談していたときのことです。

父が突然激怒し始めたのです。
「なぜ、5棹も処分しなければならないんだ!俺たちの生活に何も支障がないのにそんなに片付ける必要があるのか?誰もタンスを5棹も処分してくれなんて頼んでいない!」と・・・
えらい剣幕なので、そのまま退散しました(^_^;)

後日母に聞いたところ、トラックを借りてきてタンス1棹を父が処理場に運んだそうです。
空になった残り2棹は、そのまま放置となりました。いつの日か再び満タンになるかもしれません。

父は自営業を営む言わばワンマン社長で、家庭では役に立たない人ですから、タンスがいくつあろうが興味もなく、タンスも中身も父には関係のないことなのです。
家事・育児など一切しない、したくない人ですから、今回のタンスの片付けがそもそも迷惑なことだったのでしょう。

今年の年運を見てみると、3人そろって旺気刑で害が廻っていました(^_^;)。
もめ事が発生するエネルギーとなっています。

 (西)     (中央)      (東)
父  …   半会   干合+旺気刑    害
私   …  旺気刑    干合+害    天剋地冲 (6旬目天剋地冲)
妹   …  旺気刑      ―       ―     (天中殺)

結論、よろしくないタイミング!!の片付けとなりました。
しばらくは、距離をおいてもめ事の種を作らないようにします。

ここで私たち親子の宿命ついてお伝えします。

父は辰巳天中殺 生年天中殺 女児2人のエネルギー(月柱と年柱) 牽牛星天中殺
母は辰巳天中殺       女児2人のエネルギー(日柱と年柱) 
私は申酉天中殺 生年天中殺 父は年柱 母は月柱         調舒星天中殺
妹は寅卯天中殺 生月天中殺 父は月柱 母は年柱 生日天中殺   貫索星天中殺

父にとって娘の1人が中殺され、私と妹にとって父親は中殺されています。
両親と妹に共通干支は、ありません。
父の行動領域とは、私も妹も全く重なりがありません。
私には兄弟姉妹のエネルギーがありません。
妹は貫索星天中殺ですから、兄姉と理解し合えない間柄となりやすく、兄姉と何かと協力して行おうとすれば、必ず途中で不仲になったり、挫折したりする現象です。妹に貫索星天中殺があることは承知していましたが、今回のタンスの片付けは、あらためてエネルギーの存在を実感する出来事となりました。

時代が関係していると思っていましたが、兄弟姉妹4人とも父に抱いてもらったこともなく、甘え方を知らずに大人になりました。
母は頑張り屋なのですが、頑張る方向が違う人なんだと最近になって思います。
祖父母とも同居していましたが、一家団欒というものを味わってこなかったことや、愛されたという実感を持てなかったことは、生き方にいろんな意味での影響があり、妹は私よりずっと辛い思いを抱えて育ちました。

生まれた家庭のあり方が、その後の人生に大きく影響を与えます。自分の育った環境が当たり前の世界で、その世界しか見ていないのですから、一般的ではない環境にいることに気づくのは、結構難しいことです。幼少期のトラウマや親子関係が苦しみの原因となっていることにも気づけません。

私には何かと人のせいにするようなところがあり、そのことを自覚したのは結構な年になってからです。
そんな私にいくつかの転機となる出来事がありました。もちろん算命学との出会いが一番大きな転機ですが、算命学に出会う以前にもいくつかの転機があったので紹介させてください。

私が高校生の時に、アルバイト先のママ(女性オーナー)が占いをする方で、そのとき生まれて初めて占いというものを経験したのです。
良く覚えていないのですが、自分の育った環境などを愚痴のように話したのだと思います。
ママからは「あなた、いつまで親のせいにしているの! 15才まではお親のせいにしてもいいけど、もう17才でしょ!自分の意思で自分に責任を持ちなさい!」といわれて、ショックをうけたことが記憶に残っています。(すぐには、気持ちを切り替えることが出来ませんでしたが、このときに言われて良かったと思っています)

次の転機は、結婚して夫の両親と同居したことで、他人の家庭の在り方を目の当たりにしたことです。
『実家の普通』が、『普通ではない』ことに気づきました。なかなか“遅い気づき”です。

子供を産んで育てるときには、両親に対して不満に思ったことを反面教師にしようと奮闘し、子育ての大変さも経験して、両親の気持ちに多少は寄り添えるようになりました。
算命学に出会い、自分のことを知るために鑑定を依頼したことをきっかけとして、自分で学び、父親・母親・家族の宿命を知って考え方に変化がありました。
宿命と向き合ったことで、私の知らない父と母の生い立ちに興味が湧き、ここ数年は両親の昔の話を聞き出しては、宿命と照らし合わせています。

父は4人兄弟の長男ですが、母親の愛情は身体の弱い次男にだけしか向けられなかったそうです。
母は、八百屋の娘で裕福に育ったのですが、中学3年生の時に父親が事故で急死したことで、生活は一変したそうです。
算命学のおかげで、両親の生き方にも目を向けることができました。
いまでは両親との付き合い方のヒントとなっていますし、自分の役割を認識することができています。

私がたどり着いたところは
・受け入れること!
・割り切ること!
・親は親の人生!
・自分は自分の人生! 
そして、子供に対しても、あなたたちの人生!自身で決めていって!と思う今日この頃です。

最近は病気もして丸くなったと思っていましたが、久々に激怒した父をみて、変わらない本質も感じました。

私事のお話に最後までお付き合いくださりありがとうございました。

滉果(ひろか)先生

創喜塾鑑定士  滉果