占い暦30年 ハスキーボイス 中村あゆみ

占い暦30年 ハスキーボイス 中村あゆみ

今回は、『翼の折れたエンジェル』の大ヒットを記録したシンガーソングライター
中村あゆみさんです。

[占いのオモテとウラ]という特集記事を目にしました。
そこに中村あゆみさんの記事が掲載されていて、とても興味深いお話だったので一部抜粋して、紹介していきます。

「デビューして10年ぐらい経った、27・28歳の頃だと思いますが、低迷期が続いてなんだか怖くなってきて自分で占い師を探し、安心感を買った経験から興味を持ち、いろんな占い師さんにみてもらってきました。自分でも風水やカバラ数秘術の勉強をしてきました。
占いというと、[依存]というイメージがあるかもしれませんが、私はどちらかというと遊び感覚というか、楽しむ感じ。
仕事に関しては占いにアドバイスを求めたことはありません。でも、本当に苦しいときや傷ついて暗闇から抜け出せないように感じるときに、占いが助けになることもあると思うんです。私は、占いは[使い方がある]と思っているので、前向きになれるアドバイスなら時には頼って、信じてもいいんじゃないでしょうか。
未来というのは、自分が切り開いていくものだから。この占いの結果と自分の選択が違った場合、大事なのは最後にどちらが心地よく感じるか、ですよ。自分が選んだ道がうまくいかなかったとしても、ステップアップやキャリアにつながるかもしれない。
自分は何のために生まれてきたかといったら、この人生で突き詰めなければいけない、突き詰めたいことがあるとすれば、それをやるために生まれてきたわけで、ほかは必要ないから与えられていないのかもしれない。そうであれば、今の状態をどうエンジョイしようというふうになるのではないでしょうか。」

これは記事の一部ですが、とても共感出来る内容でした。(後半で続きも紹介します)
彼女は、これまでに多くの占い師と縁があったそうですが、これまでには揺れる思いも持ちながら、現在の確固たる自分を確立してきたのだと思いました。
また、彼女の発言からそのように導いてきた占い師が、彼女の影に存在していると感じました。
彼女は、50歳になったときに、自分が後悔していることや、心に引っかかっていることを一度きれいにしようと思って、疎遠になっていた占い師と再開したそうです。それ以来、その方とは友人関係のおつきあいで、別にもう1人、信頼できる占い師の方がアメリカにいるそうです。

そんな中村あゆみさんは、別名“女王の星”と呼ばれる“天将星”が3つある方です。
天将星3つという彼女の人生は、どのように進んできて、これからどう進んでいくのか!そこに焦点を当てて見ていきます。

中村あゆみさん
1966年6月28日生まれ (56才女性)

【命式表】

(陰占)
戊 甲 丙
午 午 午
丁 丁 丁
己 己 己

(陽占)
    龍高星 天将星
玉堂星 玉堂星 玉堂星
天将星 車騎星 天将星

天中殺:子丑天中殺

総エネルギー量:276
排気量:12.00
車幅:129
スピード:0.47

守護神:壬 甲 丙

天将星は、[王様 頂点 権力 強引 パワフル 我儘]などの意味がある星です。
エネルギーと華やかさはまるで枯れることを知らない大輪の花のようで、たとえ静かにしていてもその存在感の大きさは隠すことができないほどのインパクトを周囲に与えます。
一族を頭領としてまとめ上げることができるほど力量が大きいのです。
天将星の持ち主の女性は、強くたくましい心で、周囲から頼りになり一目置かれる姉御キャラとして慕われることが多いようです。
この天将星が3つもあるので、エネルギーが強すぎ、普通の人と同じように考え行動することは、常に物足りなさを感じるのです。
多くのことを成し遂げる力があるのですから、自分に負荷がかかるほどの役目を担う生き方が幸運を招く鍵となります。

特徴として、初年期の天将星の過ごし方が中年期に大きく影響します。
初年期が波乱万丈で苦労をした人は、中年期以降に実力を発揮しやすくなり、逆に初年期に甘やかされたり安穏と過ごせていたりした場合は、中年期に実力が伸び悩むことになりかねません。
彼女は大阪で生まれ、生後すぐに福岡に転居しますが、4才の時に両親の離婚により父親と大阪で暮らし始めます。その後、父親の再婚相手に反抗して家出し、福岡の母親の元で半年過ごすのですが、心の底から歌手になることだけを願い、単身で上京しました。
そのときの彼女は、根拠のない自信だけがあったそうです。
定時制高校に通いながら、昼はOLをして自活。OL退職後は道路工事の仕事をし、真夜中はディスコなどで遊びまくるというハードな生活を送っていました。
この波乱万丈ぶりは、彼女の中年期に実力を発揮させる条件が揃ったと考えられます。

デビューのきっかけは、彼女の部屋に泥棒が入った時に、駆込んだ飲食店にプロデューサーが居合わせたということですから、運命と彼女の引きの強さに驚嘆しますね。
このときのことを彼女は「道筋が光るようにつながった」と言っています。
高校3年生でデビュー、翌年“翼の折れたエンジェル”の大ヒット記録となり、21才にはデビュー期からのプロデューサーの元を離れ、自作曲を発表するようになりました。

初年期の苦労が実ったとすれば、スムーズに充実する中年期を過ごすために、一発勝負をするようになり順当にエネルギーを消化していきます。
しかし、中年期の天将星は平均的な人生への憧れもあり、もしもそのような生き方をすると人生を大きく崩すことになってしまうのです。

彼女が占いに興味を持ったのは、27か28才の頃「低迷期が続いてなんだか怖くなってきて自分で占い師を探した」と言っていて、「結構ズバリ言い当てるおばあさんで[すごいな]と思った」そうです。
仕事・結婚・人生に迷いのある時期だからこそ、占いに頼った結果、平均的な人生への憧れもあったせいなのか、結婚へと進んでいきます。

彼女は28才で結婚、31才で離婚します。
そして32才で再婚、33才で出産、38才で離婚。その後歌手活動を再開します。
彼女はこのときのことを次のように語っています。
「20代で結婚して幸せになるはずが、そうじゃなくなった。人に言えないくらい大変で、一見かっこよく見えたかもしれないが全然違う。髪の毛振り乱しながら子育てして、家のドアを出た瞬間に中村あゆみに変身する」

天将星はじっとしていることがまず無理ですから、専業主婦の場合、家事も育児も完璧にこなしますが、エネルギーが余りすぎ自分らしさを出せず苦しくなります。
男性的な部分が強く出てくるため、専業主婦には向いていないのですから、出産で休止活動していた間、もちろん幸せなときもあったけれど、彼女らしさを出すことができなかったのでしょう。
ちなみに正夫の星も偏夫の星もない人ですから、より苦しい期間だったと考えられます。

主張が強いため、エネルギー値が低い男性相手だと自分がつまらなくなる、もしくは男性が我慢をする(言いなりになる)、という構図になりがちです。
また、頭領の星ですので、恋愛においても主導権を握りたくなります。相手の男性が年上でも年下でも関係なく、基本は男を尻に引く人が多いようです。
結婚相手に関しても同程度のエネルギー値を持つことが理想ですが、そうなると二人ともエネルギーが強いのでケンカが勃発するとかなり激しくなります。

1度目の離婚理由は、本人は明言していませんが、彼女が離婚直後に再婚していることから…2人目の旦那さんとの不倫が離婚の原因ではと噂されています。
再婚相手は16歳差もある実業家で、結婚当初は「おおらかで男気があって最高の人」と彼女は嬉々として語っていました。意見の違いの理由を年齢差のせいにすることもでき、最初は割とうまくいっていたのでしょう。
しかし、出産のために休止していた音楽活動の再開へ意欲を燃やす彼女と、実業家として忙しい毎日を送る夫の間には、徐々に価値観のズレが広がっていったようで、後にその再婚相手から虐待を受けていたことを暴露しています。

天将星の持ち主は、結婚後は夫婦各自で事業をしたり、会社経営をしたりして自ら行動に移し社会に出て行くことで自分独自の世界を作っていくか、世のため、人のために役立つ奉仕的な生き方をして、完全燃焼をしていくことがエネルギー消化をしていく秘訣になります。
また、どんなパートナーだとしても、お互いの譲り合いの精神は必要になります。

離婚の引き金にもなった事実上休止状態の音楽活動を再開することになり、長女の親権も持ちます。
長女が昔のコンサートのビデオを見て「ママ、格好よかった。また歌ったらいいのに」というようになり、意欲につながったそうです。
子育てとの両立という高い理想を持ち自らに鞭打って目標を達成してきたわけですから、天将星のエネルギーを順当に消化させてきたのでしょう。
2021年からは、コロナ禍の中[疲弊しているママたちを元気にする]をコンセプトにスタートしたママ・アーティストたちの音楽祭[ママホリ]のオーガナイザーを務めてきたそうです。
天将星という強星を2つ以上持った人の使命は世のため人のために役に立つことですから、今後も人情に厚く度胸の据わった性質をフルに活かしていかれることが幸運を招きます。

現在は56才ですから、徐々に晩年期に移行するタイミングです。
天将星が晩年期にある人はとてもパワフルな老後となり、穏やかな晩年という言葉には無縁のエネルギッシュな老年期を過ごすことになります。
常にパワー全開の性分ですから、毎日を若々しくはつらつと生きること、なんらかの活動をしていればその組織の第一人者となりリーダーシップをとることもあります。
彼女は80歳を過ぎても第一線で、シンガーソングライターとして、はたまた多岐にわたる活躍が可能なパワーの持ち主なのです。
80才になっても、[翼の折れたエンジェル]を熱唱する姿に期待が持てそうです。

しかし、晩年期の天将星は自己顕示欲が強く、自己中心的になりがちですから、精神的安定を得るためには人間性を向上させなければなりません。
もしも不完全燃焼の場合には、社会の迷惑者となりやすいので自我を抑える努力が不可欠です。
成功すればするほど、孤独を深める宿命ですが、どんなに高齢になっても、死ぬまでエネルギーを発揮し続けなければ心の平穏が保てない、ある意味で悲しい星でもあります。

記事の続きです。
「自分の好きな音楽と出会って、それと向き合ってやっていれば、お金は後からついてくる。私がそういうことに気がついたのも本当に最近のこと。
占いに依存してしまう人は、(占いを通して)安心感が欲しいのだと思うけど、自分の人生だったら自分で決めて自分で後悔をしたほうがいい。どんどん失敗してもいいと思うの。自分で一生懸命考えて大丈夫だと思って挑戦したのに失敗したとする。でもその失敗をしたらこそ成功するという道順もある。そこがわからないから、人生は面白いんだと思うの。
占いで騙されたりする人は、やはり「依存」から始まっていると思うんです。自分の判断がない、言われるがままの人生。でも人生は「自分の選択」です。自分の意志で選べるようになり、悪いことは信じず、いいことだけを積み上げてく。「でも」や「だって」で自分の想いを否定しない。そうすると、いつしか本物に出会えるし、自分が本当に必要なものや人に出会えます。」
生涯、枠の外れている中村あゆみさん!今後もとにかくエネルギーを使いまくって!! いくことを願っています。

人生はどんなときも選択することの積み重ねで、その選択に悩み苦しみ、助けが必要なときが幾度となくあります。
答えは出ているのに一歩踏み出せないときには、背中を押してくれる存在はありがたいものです。
逆に危険な方向に進んでいるときには、人生のバイオリズムを知ることでブレーキをかけることが出来るかもしれません。
算命学は単なる占いではなく、自然の法則において視点を人間に重視し、自然の法則の中に人生の心理を掴むことを目的としていて、人生の真理を追究する哲学という位置づけです。
算命学は自分の宿命を知り、自分の性格や能力を把握することが重要です。自分を最大限生かせられる環境に身を置き、習慣を身につけ、自分らしくストレスフリーに生きることを目的としています。

算命学を学び、自分自身を客観視すること、人生の選択に活用していくことも出来ます。
創喜塾では、鑑定士一同、心を込めて鑑定をしております。
一度、自分の宿命と向き合ってみませんか?

滉果(ひろか)先生

創喜塾鑑定士  滉果