永遠のアイドル 松田聖子さん 「宿命編」

永遠のアイドル 松田聖子さん 「宿命編」

今年の2022年に60歳の還暦を迎えられた松田聖子さん。一般的には赤いちゃんちゃんこを着るおばあちゃまですが、未だ現役アイドルです。そんな聖子さんの宿命はどんなものなのか、60歳からの未来は?算命学から探ってみましょう。(事実と異なる表現があるかもしれませんがご了承ください。)

松田聖子さん 1962年3月10日生まれ(女性)

 

【命式表】

   (陰占) 

   丁  癸 壬                

寅 未 卯 寅  辰            

卯 丁 乙 戊  巳            

  乙    丙                

  己    甲

   (陽占)

     牽牛星  天極星

貫索星  龍高星  調舒星

天南星  車騎星  天胡星

天中殺 寅卯

総エネルギー量  215

排気量                     5.33

車幅                         53

スピード                 0.25

守護神 庚・甲

大運(1才運)
1才:壬寅
11才:辛丑
21才:庚子
31才:己亥
41才:戊戌
51才:丁酉
61才:丙申
71才:乙

聖子さんの宿命の大きな特徴には、生年天中殺、生月天中殺があることで、宿命二天中殺所有者となり孤軍奮闘の人生を歩む宿命となっています。寅卯天中殺の聖子さんにとっては、家系の流れを受け継ぐ人なのに、それができないという矛盾の宿命があり、複雑な命式となっています。

また、陽占天中殺となり、牽牛星天中殺、車騎星天中殺をもっています。牽牛星天中殺は、心は改革の野望に燃え、隠れた動乱型の人間性を作り出し、女性の場合は、結婚生活において、良い妻として家庭を守りますが、夫に常にある種の不満を抱き、機会があれば別れたいと考えたりしています。不思議なことに、満足するような良い夫を持つことによって、この現象が顕著に現れるというのです。結婚も3回していますが、世間が羨むような肩書の旦那さんですよね。車騎星天中殺にも、結婚後の家庭生活そのものも、不安定になりやすい意味がありますので、本来聖子さんは家庭的な人なのですが、身内の揉め事などで、家庭運はあまりよくない人でもあります。三大奇星(車騎・調舒・龍高)を持っていますので、奇人・変人の部類に入り、考えていることが理解されにくい分、心の葛藤が多い人です。

日柱「丁未」の人は、外見と内面の差が激しい人です。一見従順で穏やかですが、自我が強く、自分で決めたことは決して曲げません。

元祖ぶりっ子アイドルの聖子さんですが、宿命をみていくと、改革の野望と隠れた動乱型の人間性ですから、かわいい仕草やフリフリの服からは、想像しえない人物像であることがわかります。デビューは歌手ではなく、最初は女優としてでした。1979年は、聖子さんにとっての仕事運は、半会の融合条件でしたので、発展性のあるスタートです。様々なジャンルで活躍できる可能性を示唆しています。歌手としては翌年の1980年にデビューでしたが、この年は仕事運が対沖でトラブルが起きやすい年回りでした。実際に歌は上手だがビジュアル的によくないと言われたりして、悔しい思いもしたそうです。自分のイメージ像とは違った形で、松田聖子としてのデビューしたのかもしれません。

しかし、聖子ちゃんカットなど、国民的アイドルになりました。私もですが、周囲はみんな聖子ちゃんカットでしたね。陰占には丁・壬の干合もありますのでカリスマ性がある人です。ぶりっ子も今の言葉でいうならあざと可愛いです。あざと可愛いのも、人によっては同性から支持されますので、聖子さんは女性を味方につけた元祖アイドルでしょう。

聖子さんは大運初旬が天中殺の人なので、生き方が定まりません。女優・歌手・英語を勉強して海外進出をしたり、最近では映画監督もされていたり、マルチに活躍されています。大変努力家であることには間違いありませんが、常に自分探しをしているようです。

聖子さんは、生き方が定まらないからあれこれ手を出すのか、お金儲けの為でしょうか?お財布と収入のバランスは、56というお財布に対して収入は0。どれだけ稼いでも足らないと思う人ですから、お金は欲しいと思う人です。生月天中殺を所有している人の特色には、出世欲・名誉欲を出さずに自然体でいられる平穏な職場に恵まれれば、何の不満も持たずに、自分に忠実に生きていけるという特色があります。平凡を選択すれば心穏やかに生きていけたかもしれませんが、芸能界という非凡の世界を選んだことで、常に新しいことを求め進化していく人生となりました。生き方は定まりにくい人ですが、精神世界へ進むと成功する宿命をもっています。「松田聖子」を中心としたファン層を獲得し、大衆への影響力は計り知れないものがある、宗教家にも匹敵するメッセージ性があったからこそ成功したのではと思います。聖子さんは単なる金儲けの為や売名行為の為ではなく、大衆に夢と希望、エンターテインメントを提供してくれているというのが答えでしょう。アイドルという手の届かない絶対領域を貫く、貴重な人だと思います。

陽占中心の龍高星は改善改革の星、破壊・創造ですから、常に新しい「松田聖子」を魅せてくれています。宿命二天中殺の所有者は、自分自身に正直にあるがままに生きて行くことが理想なので、聖子さん自身も還暦を迎え、仕事を取捨選択して、自分自身も楽しんで仕事をしてくれたら嬉しいなと思います。

聖子さんが40代の時にコンサートに行ったことがあります。フリフリドレスに膝上スカート。普通の人ではできない格好でしたが、聖子ちゃんワールド全開、そして大ファンでもない私でも、ほとんどの歌を知っていたという事実は、今更ながらすごいことだと思います。前の席の中年男性が一心不乱に、声援と踊っていたのが忘れられません。聖子ちゃんというイメージを、約40年に渡り維持しているのは並大抵の努力ではできないと思います。

晩年の天南星は、いつまでも気が若い年寄りで、どんなことにも口をはさみ、回りを自分のペースに巻き込みます。良くも悪くも、権力者になってしまうので穏やかな晩年は送れない人です。今後も活躍することまちがいなしですが、いつまでも可愛い聖子ちゃんというイメージを崩さずにでいてくれたら嬉しいです。

創喜塾鑑定士  菊桐媛子