永遠のアイドル　松田聖子さん　「人生の流れ編」

活躍している人は、大運天中殺や異常干支大運をもっている人が多いのですが、聖子さんもそうでした。第１旬から第3旬まで（1歳～30歳）大運天中殺、第2旬から第5旬まで（11才歳～50歳）は異常干支大運が巡ってきています。第3旬（21歳から30歳）は、天中殺も異常干支も2重に枠が外れていますので、特に大活躍の時期でした。仕事を表す東方は、第3旬まで律音でした。東方の律音には、社会への積極的なアピール・仕事の二面性などの意味がありますので、様々な仕事に挑戦したり、出産もして、まさしく国民的アイドルでした。「ママドル」という言葉は、聖子さんがきっかけに生まれた言葉だったそうです。

しかし大運西方には、第2旬対冲、第3旬は子未の害があり、体調不良などに悩まされていたようですし、異常干支大運は精神苦を伴うことが多いので、元々心の葛藤が強い人ですから、悩みも多かったのかもしれません。

第6旬の60歳までの仕事運は、律音、支合、半会と全体的には順調でした。今年の2022年は10年運気が変わる接運に当たりますから、前後数年は変化の多い年回りです。そして、その後の仕事運は対冲・生貴刑（天剋地冲）が20年間巡ってきます。天剋地冲とは、対冲の中で、天干が相剋関係になっているものを言います。

東方の天剋地冲は、前進力がなくなり、社会生活や仕事などにトラブルが起きやすくなることを暗示しています。それらを回避するには、2023年からは仕事は受身の姿勢になることでトラブルが回避されます。新しいことには着手せず、従来の仕事を続け、過去のアレンジなどをしながら活動されていくと良いでしょう。日柱「丁未」の性質には、底力があって表面が穏和なので、人の上に立って進むよりは、出過ぎず、遅れず、先頭から一歩引いた位置をキープして進むのが良いと書かれていますから、2023年からは、目立つ活動はなかったとしても、本当の聖子さんの力量がでてくるでしょうし、本来やりたいことを発信するようになるかもしれませんね。

大運と年運に天剋地冲が同時に回って来た場合には、社会の第１線から身を引くような状況になるのですが、今後の人生でその可能性がある年は2028年（66歳）、2029年（67歳）です。この2年間を乗り切れば、一生現役でいてくれる可能性があります。この2年間は、特に現状維持で、そして異性運も来ていますので、男性にも要注意です。改善するためには、通干支を使用します。2023年の大運は丙申、聖子さんの年柱は壬寅で水剋火となっています。木質を使えば、水生木、木生火で相生となりエネルギーの流れがスムーズになります。2023年からの10年間は、命式の中に寅・卯を持った人との交流や、色は緑や青、木製製品（木や森、花）などを身近に置くよう意識してほしいですね。

去年の2021年に娘さんとのお別れがありました。節運の影響を受けやすい年であり、年運は西方には天剋地冲が巡っていました。西方の天剋地冲には家庭などにトラブルが発生しやすくなったり、離婚の危機が発生します。2021年の大運は第6旬で、この6旬には、大運中央には誰しも天剋地冲が巡ります。足元である家系が壊れることから、自分の命の危機が起こりやすい10年だと言われています。通常は祖父母が身代わりになって亡くなることが多いと言われています。聖子さんは晩年天南星で身強の人ですから、現象は少し前倒しに現れます。接運というエネルギーが切り替わるということもあり、今回のお別れも因果関係を感じてしまいました。

聖子さんの宇宙盤は一位昇型で、行動領域は極端に狭い人です。このタイプの人は不満足な人生が長く続きやすく、うつ病などになりやすい人です。運勢を伸ばすには、子供運や結婚運が無いなどの、何かの犠牲が必要だと言われています。華やかで順風満帆のように見えた聖子さんですが、鑑定をしてみて、人知れずご苦労が多かったのではないかと思います。常にある心の葛藤は、もしかしたら「松田聖子」の世界では感じることなく、心休まる場所であるのかもと感じました。本当に頑張って生きてこられたのではないでしょうか。

現在の旦那様とは仲が良く優しい人だと聞いています。寅卯天中殺の人は、本来静かな生活に憧れています。一人の女性として、自分らしく過ごしていってほしいと思います。これからも、私達世代のアイドルである聖子ちゃんを応援しています。