日本バスケ界のホープ!河村勇輝選手
先日のW杯、バスケットボール男子は白熱した試合展開で最後には劇的な逆転!
アジア勢では1位となり、パリ五輪への出場権を獲得しました。
自力でのオリンピック出場を決めたのは48年ぶり!!
今の代表メンバーは歴代最強と言われています。
今回はそんな代表メンバーの中から、最年少の河村勇輝選手の宿命に迫ってみたいと思います。
河村勇輝選手
2001年5月2日生まれ(男性)
【命式】
陰占
乙 壬 辛
丑 辰 巳
己 戊 丙
癸 乙 戊
辛 癸 庚
陽占
車騎 天恍
禄存 司禄 調舒
天堂 玉堂 天南
天中殺: 戌亥天中殺
総エネルギー: 254
排気量: 8.33(理想は8.47)
車幅: 52(平均の1.04倍)
スピード: 0.20(標準の0.89倍)
大運
9才:車騎 天恍
19才:牽牛 天将
29才:禄存 天堂
39才:司禄 天胡
49才:鳳閣 天極
年運
14才2015年 対冲・庫気刑(納音)/-/-
15才2016年 ―/半会/干合+支合
16才2017年 半会/干合+支合/半会
17才2018年 庫気刑/天剋地冲/― (天中殺)
18才2019年 -/-/対冲 (天中殺)
19才2020年 干合+支合/半会/-
20才2021年 比/破/大半会
21才2022年 -/-/害・生貴刑
22才2023年 -/害/-
23才2024年 破/洩天地比・自刑/-
河村選手はバスケでの活躍はもちろん、「頭いい顔いい性格いい」と三拍子そろったイケメンと人気の選手です。
ポジションはポイントガード、チームの司令塔です。
日本代表の最年少ながら、目を見張る活躍の河村選手は実際にはどんな人なのでしょうか?
彼の日干支は「乙丑」です。
乙は草花、丑は湿土です。
土中に根を伸ばし、養分をしっかり吸収して今にも芽吹こうとしている草花の人です。
草花は土中で石などの障害にぶつかっても、着実に根を伸ばします。
つまりこの干支を持つ人は、心の中では葛藤を抱えても、惑わされずに自分の道を貫く頑固さがあるのです。
外柔内剛のタイプですね。
そして、支柱や壁などにつるを伸ばして絡みつくツタやアイビーのように、気に入ったことには絡みつくようにこだわり、追い求めていくような面もあります。
土中から栄養を蓄えるように、経験を積み、努力を重ね、実力を蓄えてから咲き誇る大器晩成型でもあります。
大地に芽吹く草花ですので、花瓶に生けられた花ではこの人の良さは発揮できません。
名誉という花瓶にこだわらずにいることで、運気は開けていきます。
中心星は司禄星ですから、堅実でコツコツと積み重ねていくことが本能の人です。
乙丑の性情とも一致していますから、努力家であることは間違いなしですね!
実際、小学生の頃は一日600本のシュート練習をするなどかなりの努力家だったそうです。
W杯でも驚異的なシュート力を発揮していましたが、日々の努力が実っていましたね!
北方が車騎星ですから、競争の多い、大勢の中で揉まれて育つ環境が吉です。
姉が二人いる末っ子として生まれてきているので、少し甘やかされて育ったのかなと想像しましたが、これがどうやらそうではなかったようです。
6才でミニバスをはじめ、人とスタメンを競い合うような環境下に幼少期からいたこと。
そして、ご両親は教員をされていて「学業第一、スポーツはその次」というご家庭だったので好きなことだけやっていればいいという甘いだけの環境ではなかったこと。
この点から、過保護で甘やかされた環境で育てられてきたわけではないことがわかります。
最適な土壌で力強さをもった草花として育ち、芽を出したのでしょう。
元々は、地元の高校へ行って国立大学に進学、そして両親と同じ教員になることを目指していました。
堅実な将来設計を中学時代に持っていたことは、陽占中心が司禄星の人らしい一面ですね。
ですが、これでは家系からはみ出せずに、戌亥天中殺の彼にとっては本当にやりたいことを我慢して過ごす人生をおくっていたかもしれません。
そんな彼の人生の転換を迎えるきっかけになったのは、中学2年生の夏には県大会の決勝まで勝ち上がり、自身初の中国大会に出場したことでした。
試合では大敗したものの、全国トップレベルの選手と対峙し、
「もっとがんばれば自分だって全国で通用するような選手になれるんじゃないか。」
と感じたそうです。
年運で西方に納音が回ってきている年でした。
西方納音と言えば、因縁解脱する運気です。
「自分は身長もないし、平凡な選手。安定した未来を目指すことが当たり前。」
そんな気持ちから、本当に自分がやりたいことへとベクトルが向き始めたのです。
そして、迎えた中学3年生の大会。
西方には前年の納音の気が残り、中央と東方には融合条件が揃った運気の年でした。
キャプテンになり、全国ベスト16という目標のもと、チームメイトと対話をして全員の気持ちの方向性を揃えることに尽力したそうです。
日干乙の横つながりのしなやかな強さと、中心星司禄星の良さを活かして、些細な部員の変化にも良く気づき、安定した雰囲気を作り上げていったのでしょう。
部員は一致団結して、なんと目標の全国ベスト16進出を果たしました。
ただ、その決勝トーナメントでは思うように活躍できずに、心残りな中学最後の試合となりました。
彼は高校受験に向けて気持ちを切り替えようにも、心はずっとモヤモヤとスッキリすることができなかったそうです。
そんな時、彼にバスケ強豪校から声がかかりました。
たまたま隣のコートで試合中の選手を見に来ていた福岡第一高校の監督の目に留まっていたのです。
プレーもさることながら、彼のチームメイトとのやり取りがとても良かったからだと監督は言っています。
なんて偶然!とも思いますが、彼の積み重ねてきた努力や人柄に運気の流れが相まって、引き寄せた必然だったのかもしれません。
当時の心境を彼は
「地元の高校に行くのが現実的だと思っていたし、普通の人生を歩むことが親孝行だと思っていたので、福岡第一に行くのは自分勝手だと思った」
と語っています。
ですが、
「もっとバスケを頑張りたい、バスケで日本一をとってみたい」
という気持ちが強くなり、親元を離れて寮生活をスタートさせることを決意。
この時ご両親は彼の意志を尊重して送り出したとのこと。
はみ出し運の戌亥天中殺、家系のカラーを壊して生家を離れるという宿命なのですが、彼は教員一家の家系からプロバスケットプレイヤーとして、違った道へと進み始めたのです。
高校時代の活躍も素晴らしかったのですが、天中殺の時期を迎えています。
この時代、向かうところ敵なしだったという河村選手。
高校のバスケ部監督が最近の活躍について、
「この頃(高校時代)持て余していた本気を、プロになってすべての試合にぶつけているように感じる」
と話しています。
天中殺期間中、高校バスケ界に身を置いていたことが、彼にとっては物足らないと感じ苦しむこともあったかと思いますが、今の活躍に繋がっているのだろうと思います。
さて、ここまで書いてきましたが、彼は大運で天中殺の時期を迎えていません。
ご自身の宿命の枠の中で活躍しているのです。
天中殺の枠が外れた時期を利用せずとも、素晴らしい活躍!
持って生まれた宿命を余すことなく輝かせていて、素晴らしいでいよね。
彼が、大運で運気の枠が外れるのは39才頃から。
もともと大器晩成型ですし、もしかしたら監督としても活躍されるかな?などなど、まだまだ活躍が楽しみな選手です。
来年はパリ五輪。年運では中央に洩天地比がまわってきます。
期待に胸が膨らみますね!

創喜塾鑑定士 晟梛