人生の大転換 律音・納音②

人生の大転換 律音・納音②

芝蘭の納音

前回の律音でご紹介しましたように、私の人生は律音で大きく変わりました。そして、次の転換期がやってきたのは納音の年です。

律音から30年後日柱に納音が廻ってきました。仕事は絶対にやめるものか、義母の性格を考えると辞めたら私の人生は終わってしまうと、それをエネルギーにして仕事を続けておりました。

60才で定年退職した後も再雇用を続け、再雇用のリミットの65才まで続ける予定でした。63才の時、再雇用の立場で仕事をすることが職場に居づらさを感じ始めました。また、義母も次第に弱くなり、介護が必要となってきました。

義母は中年期天将星、晩年期天胡星、私は中年期天貴星、晩年期天南星。徐々に立場が逆転してきました。しかし、天将星を持っている方はやはり天将星と言いますか、弱くなったと言いましても、時々天将星が顔を出してきます。その時は天南星で辛うじてブロックしていますが、次第に義母を一人で家に置いておくことができなくなってきました。

子どもたちも巣立ち社会人となりました。とうとう仕事を辞める環境が整ってしまいました。40年間仕事をしてきましたが、あっさりとなんの未練もなく辞めることができました。この年が納音です。

また、10年余り遠距離通勤で勤務先まで通っていましたが、その期間は実家の父が私を何かと助けてくれました。仕事を辞めたおかげで、その父を最後は看病し、看取ることもできました。

日柱に納音が廻る時は因縁解脱、運気の転換期(終わりと始まり)家庭環境の劇的な変化です。

仕事を辞めて私の日常生活はまたがらりと変わりました。

仕事をしているときは一日に何人もの人と会話を交わしておりましたが、仕事を辞めて、会話をする相手は夫と義母と犬だけです。そんな生活に耐えられるのかと少し心配でもありましたが、このころから算命学を勉強し始めており、天中殺の時でもあって、必死になって算命学を勉強しました。そうすると他人と話をしなくても何も苦痛を感じることもなく、むしろこの方が心地良いと感じました。

私の日干支は「組織や集団の一員となると自分の力量を発揮できず、不完全燃焼の人生となる」とあります。今、算命学の鑑定士となり、一人でも多くの方に笑顔になってもらいたいという思いから、鑑定士をしている自分が本当の私だと分かりました。やっと本当の自分に到達しました。算命学のお蔭で不完全燃焼せずに済みそうです。

遠回りをしましたが、これまでの様々な経験は鑑定をする時に役に立つことが多々あります。

子どもと仕事と家のことでいつも忙しく、自分の自由な時間のない30年間でしたが、その時々の経験にはすべて意味があり、無駄なものは何もなく、すべて自分の宝物だと思っています。

このように私は算命学の運気通りの人生を歩んできました。陽転順位1位ですから、宿命の通りに生きてきたと言えます。宿命通りですから、好ましくない「局」や「三業干支」の現象ももちろん受けています。「まあ、仕方ないな、これも私の人生」と算命学を勉強して受け入れることができました。好ましい宿命も、好ましくない宿命もすべて自然から与えられた私のエネルギーと考えると、自分というものを愛おしく感じ、大切にしたいと思います。

今後の私の転換期は2025年です。大運が変わり「甲」から「癸」になります。ここで3回目の大きな運気の変化があります。年運も2024年に「甲」から「癸」に変わりますから、このころからエネルギーの変化があるでしょう。

身をもって算命学通りの運気の流れを体験してきましたから、ここで変化があるということは確信しています。一体どんな変化があるのでしょうか。今からとても楽しみにしています。

人は見えない力で自然に動かされているということを、自分の体験から実感しております。その見えない力は算命学でいうところの自然のエネルギーです。そのエネルギーに抵抗することは不自然となりますから苦しくなります。自然から与えられた自分のエネルギーを知って少しでも完全燃焼できるように算命学をぜひ活用してください。

創喜塾鑑定士  芝蘭