算命学10分レッスン(922日目)守護神法102
未月(7月)生まれの壬(日柱)
未月は夏から秋へと繋ぐ季節の踊り場ですが、大暑前と後では考え方が異なります。
大暑の前は、午月の名残が強いため、火旺と考え守護神を決めて行きますが、後は本来の土質が旺盛となると判断します。
未の本元は己ですから、壬の水質を濁してしまいますし、土剋水で水質を剋しその力を弱めてしまいますので、水源となる金質を必要とします。
そして、次には土質をコントロールするために、木質も必要です。
そのため、辛と甲が2つとも天干に出れば、富と名誉名声が得られ、甲が28元にあり辛が天干に出る場合には、官吏の道以外の職業に就いて成功します。
命式中に己が出る場合は、木質の救いを必ず必要としますが、甲の木質では己と干合して土質になってしまいますので良くありません。
木質の救いは乙に限られるということです。
その上、地支の28元に1つか2つの壬または石門星があることが好ましく、辛、壬、癸が天干にも28元にも無い場合は、土は燥土となり木は枯れてしまいますので、甲や乙を充分に役立たせるができません。
庚と壬が両方天干に出て、どちらも剋されなければ、才能が花開き地位も築くことができます。
壬が天干にあり、庚が28元にあっても、剋されていなければ相当な秀才になります。
この場合、火質があり庚を剋してしまうと、清く志が高くても生活に困窮します。
壬も同じように戊や己で剋される場合には、人生の発展が何かに妨害を受けてしまいます。
特に、知的分野が影響を受けるようです。
土質が天干に出て且つ支が土質であれば、土質の勢力が強いので、甲と乙が土質をいくら剋しても刃が立ちませんので、庚金を主に用いそこから生じる水質を従(金妻水子)となるようにしますので、辛が守護神です。
支が三合会局の木局(亥・卯・未)となって力が強いとしても、水質が洩れる度合いが大きいとみて、金妻水子とします。
つまり、壬水が最も力を落とす場合は、金質を先に取り水質を生じるようにすることで、壬の弱まる力を支えることが必要です。
まとめ
未月生まれの壬の守護神は、
1、辛 2、庚 です。
2015-11-25
創喜