算命学10分レッスン(932日目)守護神法112
巳月(5月)生まれの癸(日柱)
この季節は、土質火質ともに大きなパワーを持ちます。
そのため癸は弱められて自立ができません。
西方の星(金質)と東方の星(木質)の相生関係に当たる星の助けで、パワーを強めることが必要です。
特に癸を生じる陰の金質辛が守護神となります。
辛が天干にあって他に火質が無い場合、かつ壬が天干に出た場合は、富も名誉名声も最上級のものとなり、品格も極上となります。
もし、丁が出た場合は、水質を剋し富貴破れとなりますので、貧しく苦労の多い普通の人となります。
ただし、丁と壬が干合する場合は、木質に変化しますので、多少は救われます。
癸が別に出て丁を剋することは、病人が薬を得たのと同じです。
しかし、丁は壬と干合し妻のエネルギーになりますから、これを制することは妻のエネルギーを傷つけることになり、配偶者運が悪いことになります。
また、丁は癸と禄存星を生みますので、財も傷つくことになります。
辛が28元にあって丁が無い場合、相当な出世が望めます。
火質と土質が重なって庚・辛が天干に無い場合は、巳の28元中元にある庚が役に立てられません。
この場合、支に申・酉・丑のどれかがあり、その支の28元を役立てることが必用です。
金質が無く、支に亥・子のが無い場合、火質と土質で癸が乾いてしまうので、「火土熱乾癸」と言われ、癸を目と見て目の病、あるいは水質を智恵の根源とみて、智恵を生み出す精神世界に禍が及ぶ病悪となります。
そのため、水源の庚と陽の水質が両方とも天干に出れば、火質を剋して土質を潤し、庚から生まれる水が絶えないので、福と成します。
しかし、丁が庚を剋し壬と干合することは、母(癸―庚=玉堂星)と兄弟の壬を失くすことになりますので、破格廃人となってしまいます。
庚があって壬が無く、丁が庚を剋さなければ秀才の命ですが、世には出られません。
また、陰の金質辛が無く、代わりに陽の金質庚を使う場合は、陽(庚)から陰(癸)を生じますので、官吏の道以外に進んで富はほどほどですが名声を得ます。
まとめ
巳月生まれの癸の守護神は
1、辛 です。
2015-12-09
創喜